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SIS2010 レポート vol6 「デロリアン」

ちょっと過去へ/未来へ行ってくるわ、、、

と、今さら説明の必要は無いくらいに有名な車。
DMC-12「デロリアン(De Lorean )」です。

GMの副社長であった"ジョン・ザッカリー・デロリアン"が自分の理想の車を作りたいと辞職して立ち上げた自動車会社、デロリアン・モーター・カンパニー(Delorean Motor Company Ltd./DMC)が1981年に発売した同社唯一のモデルがこの車です。

デザインはジウジアーロ、メカニックの設計はロータスが請け負っています。
ロータスはFRPボディを被せる車作りが得意なことから、デロリアンではステンレスボディとしたことが最大の特徴で、その無機質な外装が近未来的で独特な雰囲気を出しています。

その後、性能に対して割高でもある価格により売り上げが急減したこと、度重なる社長のジョン・デロリアンの不祥事などにより同社の資金繰りは悪化、1982年に会社は倒産することになります。
この倒産の発端となる不祥事も、GMによる謀略という噂があります。
(コカイン所持など、後に無罪となります)

その後、1985年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にタイムマシーンとして登場することにより世界的に有名となり、誰もが知る車となります。
この映画のおかげで未だにこの車のマニアは世界中に存在し、コレクションの対象となっています。

デロリアン社の倒産後は"Stephen Wynne"が設備を買い取り、修理用のパーツを供給しています。
また、まだエンジンが200台分くらい残っているために、現在は再販されています。
(衝突安全基準、排ガス規制等がクリア出来ないためにナンバーの認可が下りません/コレクション展示用)

そのお値段は4万5000ドル!
発売当時の価格が2万5000ドル(当時の円換算為替レートで625万円)から考えると結構高い?

このフレックス・キャパシター(次元転送装置)をYahoo!ショッピングで購入して取り付けて、140km/h以上で爆走すれば未来へ行けるカモ?
その前に留置場へ行かないように気をつけましょう。
なお、プルトニウムは別売りのようです…(笑)

エメット・ブラウン博士(ドク)役のクリストファー・ロイドは、当時と変わりませんね。

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