ポルシェ マカン2 2019マイナーチェンジ スパイショット

ポルシェ

2019年ポルシェ・マカン4年目のマイナーチェンジでアップデート

2018年5月10日

ポルシェの屋台骨を支える稼ぎ頭はマカン

ポルシェ マカン2 2019マイナーチェンジ スパイショット

2014年に登場したポルシェ・マカンは、売れに売れており約4割でマカンが占めています。続く僅差でカイエン、このポルシェ2車種でポルシェの8割の販売台数となります。

これらSUVが登場する前のポルシェは年産5万台規模の小規模なメーカーでしたが、現在では30万台規模と中堅のメーカーとなっています。この成長に、マカンは一役買っているというわけです。

日本国内での販売台数も、2015年度は2,125台、2016年度は2,538台、2017年度が2,378台と2,000〜2,500台をコンスタントに売っています。このマカンの販売台数は、ポルシェの日本国内での販売台数約7,000台の1/3を占めています。

そのマカンですが、登場からすでに4年が経過しており8~9年がモデルライフと考えますと、そろそろ折り返しの地点に差し掛かっています。案の定、マイナーチェンジが予定されており、ほぼフルヌードの新型マカンが写真で捕捉されています。

マカンのMCエクステリアの変更点

ポルシェ マカン2 2019マイナーチェンジ スパイショット

エクステリアの変更点は、フロントバンパー周りはわかりづらく新旧で並べてみないと判らない程度だと思います。ヘッドライトユニットが、新型2代目パナメーラで特徴的なLED4灯X型ヘッドライト(PDLS)が採用されたくらいで、ぱっと見では以前の前期型マカンとはあまり変わりがないように見えます。

このヘッドライトがLEDになるだけで、丸目のキュートなポルシェからかなり精悍な顔つきにはなります。今後のポルシェの"顔"のスタンダードとなるLEDヘッドライトです。

エクステリアでの一番の大きな変更点がテールランプの形状で、スクープ写真ではボディ同色のテープで隠されてはいますが、カイエンやパナメーラのような横一文字にスモールライトが点灯するタイプとなります。最近のポルシェやアウディが積極的に採用しているテールランプのデザインです。

ポルシェ マカン2 2019マイナーチェンジ スパイショット

新世代ポルシェ共通のテールライトデザインはLEDライトストリップと呼ばれています。

左右ランプ間のガーニッシュにも、シールが貼られているところに注目です。たぶん、真後ろから見たら知らない人はカイエンとの区別が付かないんじゃないかなとも思います、横幅はマカンもそれなりに大きくあまり変わりませんから。

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エクステリアではランプ類の他、パネルなどには大きな変更点は無いみたいです。

バンパーが現GTS風になるのでしょうか?

素マカンですとどうしてもポルシェはグレードによるヒエラルキーが存在しますから、見た目があまり変わらないというのは、ベースグレードを買われる方にとっては大きいと思います。

エクステリアに大きな変更点が無い場合、見た目が大きく変わらなければ、マカンの中古価格はあまり落ちないことが予想されます。前期型でも良いと、思う人が多ければ。

マカンも中古車は、ポルシェの中でも台数が出ている分、年式が経過しているのと相まって価格は落ちてはきていますが・・・それでもメルセデス・ベンツなどに比べれば、価格に推移は高めではあります。

マカンのインテリアの変更点

ポルシェ マカン2 2019マイナーチェンジ スパイショット 内装

今回のマカンのマイナーチェンジのスクープ写真では、インテリアの写真が撮影されていることが最大の特徴で、現在の後から取って付けたようなモニターから、専用で7.2インチから10.9インチへと拡大された大型ディスプレイを採用している点が注目されます。

現行モデルではエアコンの吹き出し口がモニターの左右にあるのに対して、マイチェン後はディスプレイが左右に大きくなることからエアコン吹き出し口は下へと移動しています。

MC前の初期モデルでは、オーディオの裏にエアコンの配管が通っており、センターコンソールの上の方にオーディオを配置できなかったのでした。このため、この場所に大型のディスプレイが付くとなれば、インパネの中の配管を引き直してかなり設計を変えていると思われます。

この配管の引き直しのせいもあり、エアコンの吹き出し口が変わっているとも言えます。見た目はそれほど変わっていなくても、内部は結構な大改造がされていると思われます。

インテリアも、エクステリア同様にセンターコンソール以外は、あまり大きな変更は無いようです。

マカンのマイナーチェンジまとめ

ポルシェマカン 中古車 赤

基本的に見た目はそれほど変わってはいないということになり、最新ポルシェに準じた近代化が主な変更ということになります。

ただ、中身はかなり大きく変わるようで、フロントサスペンションがスチールからアルミへと変更されバネ下荷重が低減されたり、各部の設定が大幅に見直されてこれまでとは別物に仕上がってくると言われています。

また、現行型ではほとんど快適装備は付いていませんが、その多くが標準装備となってくるようです。

ポルシェのマイナーチェンジはほぼ4年おきに行われ、ガラッと大きく見た目を変えるのではなく、各部を煮詰めるように進化させるのが特徴です。

さらに売れるモデルへと、アップデートされます。

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