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東京オートサロン2019 -Mazda3

東京オートサロン2019、トヨタ・スープラと並ぶ目玉のもう一つがマツダ3の日本初公開です。

マツダ3とは、日本名:アクセラの海外名です。
どうやらマツダでは、CX-5などアルファベットネームが日本でも浸透してきたことから、アクセラも「Mazda3」で海外と統一するのではないか、と言われています。
(トヨタも次期ヴィッツを海外名「ヤリス」で統一するみたい)

バブルの頃、マツダでは5チャネル体制を目指してアンフィニMS-9など、欧州車のようにアルファベットと数字で車格を表わす名前に変えようとしたのですが、消費者がついて来ず見事に爆死。

結果としてマツダは経営危機に陥り、フォードの傘下に入ったのでした。

このマツダ3、海外仕様そのまま持ち込んできていることから、左ハンドルです。
2018年11月のロサンジェルス自動車ショーで正式発表されたもので、もちろん日本で公開されるのはここオートサロンが初めてです。

最近のマツダのデザインの特徴は、トヨタのようなガンダムチックなカクカクとした余計なキャラクターラインを入れないこと。
EUのデザイントレンドが、ベンツやBMWにアウディなどを見ても、そちらの方向へ向かっています。

2017年の東京モーターショーで公開された「魁(Kai)コンセプト」を忠実に再現してきたのは、量産を考慮しているわりには頑張っているのかなと思います。
Cピラー周りのボテッとした印象がスッキリしています。

最近のマツダは顔を全て同じにして来ており、これもベンツ/BMW/アウディなどのEU車に倣ったものです。
マツダのメイン市場がEUであることを考えれば、それも当然の帰結でしょう。

逆にデザインでは顔から後ろで差別化をしなければならないことから、デザイン的にはすごく難しいスキルが要求されるわけです。

2021年にフルモデルチェンジされるとみられているマツダ最上級モデルのアテンザ、次期モデルはFRとなり上級化されると噂されています。
マツダブランド、さてバブル期の5チャネル化失敗のリベンジなりますでしょうか。

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