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AUTOMOBILE COUNCIL 2017 ホンダ1300-

ホンダが初めて軽から小型車へと進出した、1970年式「ホンダ1300クーペ」です。

1968年~72年まで生産された、「ホンダの偉大なる失敗作」と言われるモデルです。

「2000ccクラスのパワー・1500ccクラスの居住性・1000ccクラスの経済性」を持ちあわせたスーパーセダン、世界最強のセダンでもあったわけです。
が、凝りに凝ったその複雑な構造は大きく重く、高コストとなったのでした。

技術屋の本田宗一郎らしく、あまりにエンジンに懲りすぎたために、ファミリーサルーンとしては非常に扱いにくいモデルとなり、販売ではカローラやブルーバードに大敗を喫するのでした。

空冷に固執する本田宗一郎と、水冷を主張する若手技術者の間で激しく対立。
最終的には副社長の藤沢武夫が「あなたは社長なのか、技術者なのか、どちらなんだ?」との一言で本田宗一郎は引退することとなります。

その後、ホンダの小型車は1972年登場のシビックへと引き継がれます。

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