レクサスLCの展示が目立っていました
東京オートサロン2018、レクサスです。
レクサスLC 2018 ニュル24h(ニュルブルクリンク24時間レース2018参戦予定車両)
今回のオートサロン2018で目立っていたのが、チューナーズショップを含めて「レクサスLC」の展示がとにかく多かったことです。一般人が、買える金額ではないのでソアラから見ても縁遠くなってしまったモデルなのですが、LCのチューニングモデルを購入する人ってそんなにいるのかなと首をかしげてしまいます。
それを言ってしまいますと、フェラーリとかランボルギーニをチューニングする人もそんなにいないと思うのですけども。
毎年ブームになる車種がありますので、今年はこのレクサスLCがチューニングの"旬"ということなのでしょう。
意外と多いトヨタ純正のチューナーズブランド
TOM'SやTRDは、モデリスタと並んで古くからあるトヨタ直属のチューナーズブランドです。こちらも、本格的にアピールを始めています。
TRD「EXTERIOR PARTS」はエアロパーツのみで、その特徴はフロントデフューザーにより多くの空気を下面に流すことで、後方に延長されたフラットな面でダウンフォースを発生させます。サイドデフューザーは、ボディサイドを流れる空気を整流、ボディサイドから下面に流れる空気を遮断し下面の空気の流れを妨げない設計になっているとのことです。
リヤバンパーサイドデフューザーは、下面を流れる空気がスムーズに後方へ引き抜かれるようになっておりリヤ周りの空気を整流、これにより車両後方へ引っ張る作用を低減しています。その他にも、補強パーツがシャーシの剛性を高めているということです。
最近のスポーツカーでは、大きなリヤウィングを付けている車がいないことにお気づきでしょうか?
少し前の80スープラ、GTR、ランエボ、インプレッサWRXなど、バカでっかいウィングがスポーツカーの高性能の象徴であった時代がありました。
実はこれ、このTRDのレクサスLCのようにボディ下面の空気の流れを整流することで、リアに強いダウンフォースを生み出すことが出来るようになったのが原因です。
逆に大きなリアウィングは重く、空気抵抗が増すことから燃費に影響しますし、何と言っても日常の使用ではトランクの開閉の邪魔になります。今の時代にはそぐわないのです。
レーシングカーの技術のフィードバック、コンピューター解析技術の向上から、リアウィングは無くなった装備の一つでもあるのでした。