常磐道で見つけたクラウンの覆面パトカー
雲一つ無い快晴の中、今日は常磐道で水戸へ。常磐道は水戸ICまで3車線でキツいカーブもないことから、速度が飛ばし気味となる高速道路でもあります。
そのせいで、昔からヤンチャな人たち(通称:走り屋)の間では最高速トライを行う道路としても有名です。東京湾横断道路が出来るまでは・・・。
ところが、そういった高速道路でありますから取り締まる側、警察の方も手をこまねいて見ているだけ、ではないのです。これまた昔から、この常磐道はスピード違反者と警察の攻防が繰り広げられている高速道路でもあるわけです。
当然ながら、このような覆面パトカーも走っているわけです。三郷-水戸を走れば、まぁ最低1件はスピード違反で取り締まられているところを見かけるはずです。
覆面パトカーの見分け方
よく見かける掲示板への書き込みで、「覆面パトカーはどうやったら見分けられますか?」という質問があるですが。回答は、「空気を読みましょう」というのが本当のところです。
つまりは、勘を働かせて周囲に注意力を払うこと・・・これしかありません。
周囲の覆面パトカーに気づいた車が速度を落としているケースが多く、その周囲も合わせて速度を落とし団子状態になって走っているからです。
↑の車、覆面パトカーだと判りますか?
見分ける識別点、ありますか?
そういうことです。
昔は識別点があったのです。
- 無線機用のアンテナ
- パトランプ収納用のボックス
- ヘルメットをかぶった大柄な男2人乗車
- ダブルミラー
- グレードエンブレムが無いetc....
今では小柄な女性警察官も乗っていますし、ヘルメットも上部を黒く塗って髪に見せかけていたりします、エンブレム?しっかり付いていますね。
それ以前にプライバシーガラスで後ろから車内が見えない、夜なんか細かい装備なんかとても見えません。最近はアンテナなども小型化しているために目立たないのです、一般標準はシャークアンテナですがちょんまげアンテナになっているところがこの覆面パトカーの唯一の識別点。
ただしコレも、1世代前の200系クラウンでは一般標準装備でちょんまげアンテナがあることから、車に興味の無い素人にはワカランのです。
かなりマニアックな識別点です。S210系標準装備は全グレードシャークアンテナ、なんて知りませんがな。
つまりは、外見から発見するのはほぼ無理、ということ。ましてや車種を知らない人では、クラウンだのマークXだのスカイラインだのと、見分けるのは難しいでしょう。
それでも覆面パトカーは見つけられる
覆面パトカーが特徴的なのは唯一、4ドアセダンが一番左車線を制限速度を守って走っています。周囲から明らかに遅いセダンは、要注意ということです。
今、街中には大半がミニバン、SUV、コンパクトしか走っていません、そんな中でほとんどいないセダンは目立つのです。セダンを購入する人たちは、今や輸入車へと流れています、税金で購入されることから輸入車の覆面パトカーは基本的に無いと思ってかまいません。
「木を隠すなら森の中」と言うように、もしプリウスの警ら用覆面パトカーとかあったらビシバシ入れ食いでしょうね。ですが警ら用パトカーにはお役所的な調達基準というものがあり、プリウスなどは対象外なのです。(※ 捜査用車両としてのプリウスの覆面はあるはずです)
ちょうど1年ほど前の5月に警察庁調達情報に掲載されたのが、新型S210系のパトカーでこれがトヨタのウェブサイトにも掲載されたのでした。あれから1年、続々と白黒パンダのパトカーが配備されていましたが、やはり覆面にも新型S210系アスリートが配備されています。
これまでの覆面パトカーはS180系、通称「ゼロクラウン」で2世代前のモデルでした。しかも、一般的に売れるのはアスリートなのですがパトカーはロイヤル、これでもかというくらいに浮いており目立っていたのでした。
そして、今どき2世代前のそんな古い車はあまり走っていません、明らかに覆面だと判るのであります。ところが今回は、見た目は完全にクラウン・アスリート。そんなに詳しくは無いですが、どうやら中身はロイヤルでアスリートの外観になっているらしい…?
たまに、ゼロクラウンを長く所有している老夫婦が運転、一番左車線を制限速度を守りゆっくりと走っていますと、覆面パトカーと勘違いされてその周囲が団子状に集団化していることがよくあります。
新型クラウンの覆面パトカーが出はじめましたので、気を付けましょう。
【LS460W】