このあたりが往年のMBファンからは支持されない理由でもあるかもしれません。
SLのモデルライフは約12年です。
ということは、そろそろ次期型の噂が聞こえてくるはずであり、案の定ニュルブルクリンクをテストする姿が捉えられています。
この次期型の登場は2012年と見られています。
主要マーケットがアメリカであることから、2012年のデトロイト、ニューヨーク、ジュネーブのいずれかで発表されるのでしょう。
スープラというよりも、レクサスのハイブリッドスポーツとしてでしょうけれども。
次期型の最大の特徴は、「SLS AMG」のアルミスペースフレームのシャーシを共有する点。
『SL』というのは「Shuper-Leicht」の略、本来は超軽量スポーツカーであるはずがバリオルーフも相まって2人乗りにもかかわらず2t近い車重になります。
いつの間にか、「スポーツ・ラグジュアリー」に…
このアルミフレームによって、再び「シュペール・リヒト」の復活を目指すことになります。
シャーシをSLに利用することによって量産効果を生み、SLSがアノ性能で2400万円という安い(?)価格にできたのかと思います。
SLブラックシリーズは5000万円ですし、マクラーレンSLRは7000万円ですからね…
エンジンラインナップはV6とV8、それにAMGがあるとのこと。
これだけ偽装をされていますと、このSLもスタイルは全く判らんです。
ただ、スタイルもSLSのモチーフを継承するようで、フロントグリルの形などがSLS風であることが見て取れます。
現行型よりも、背が低いかな?というようにも見えるのですが…
このあたりはSLSのシャーシを使っていますからね。
ちなみに、常にSLの後を追いかけてきたソアラは、40ソアラ/レクサスSCが販売不振によって今年の7月に生産を終了します。
本来は、こちらも特別モデルの『LFA』のシャーシを共用して2012年にもフルモデルチェンジの予定でしたが、08年秋のリーマンショック後に計画は凍結、そのままモデル廃止となるようです。
日産のレパードが消え、コスモも1代限りで消滅、日本車で唯一のラグジュアリークーペがついに絶滅することとなります。
プレミアムクーペは、そういうもんじゃ無い。