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東京オートサロン2015 -スズキ-

こちら、スズキは徹底して「ハスラー」押し。

ハスラーは売れていますからね、それに年末にアルトもフルモデルチェンジして年明けからは本格始動となるはず。
2014年は、ダイハツから年間販売台数で首位の座を奪還して、イケイケドンドンということでしょうか?

ところがコレ、手放しでは喜べないみたいです。
この首位奪還のために、実はかなりの自爆営業をやったらしく、中古車市場に自社登録の新古車が溢れかえっているらしいのです。

購入者は、新古車が安くお買い得に買えることから喜びますが、実はコレ誰も得をしない禁断の麻薬です。
メーカーは利益が出ないことから豊作貧乏、購入者は下取りがその分下がるのです。
まっ、乗り潰す人はそれでもいいかもね。

またスズキは現在、フォルクスワーゲンと係争中。
どうやら、これが近いうちに片がつくらしいとのこと。

EUでディーゼルエンジンが欲しかったスズキは、インドへ進出したかったVWと提携しましたが、VWがディーゼルエンジンを供給してくれなかった。
話が違うとスズキはフィアットからディーゼルの供給を受けますが、これにVWが激怒して泥仕合が始まります。

スズキはディーゼルをフィアットから調達、VWもup!など小型モデルのコストダウンが進んだことから、双方共に争う理由が無くなったと言うことです。
これで、VWが取得した株式をスズキが割り増しで買い戻す方向で進んでいるみたい。

そうなると次は、この株式の引受先が必要となってくるわけです。
可能性として上がっているのが、

・ ディーゼルエンジンの供給を受けているフィアットとの提携
・ 以前、提携していたGMとの再提携
・ インド市場に進出したいトヨタとの提携

このトヨタが、ホワイトナイトとして名乗り出るのではないかという憶測が、飛び交っています。
鈴木修 会長はすでに85歳、この提携をまとめ道筋を付けてから退任するとの見方がもっぱらです。

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