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43rd東京モーターショー -NISSAN- 2/2

The 43rd 東京モーターショーの「日産」-その2-です。

東京でワールドプレミアしたのは「ブレイドグライダー」。
日産が2014年のル・マン24時間耐久に出場するEVレーシングカー「ZEOD RC」のロードバージョンです。

前はセンターで運転席1人、後部座席2人の3人乗り。
独特な三角翼(デルタウィング)の形状は、市販化の可能性は限り無くゼロに近いですが、テール周りのデザイン処理などはBMW i8に似てなくも無い?

来年のル・マンでのEVの走りに注目です。
ル・マンにディーゼルやEVが走る、そういう時代なんですねぇ。

「ブレイドグライダー」の方が派手なのでついつい目が行きがちですが、注目はこちらの予告無しで隠し球として発表された「IDx(アイディーエックス)フリーフロー」。

どことなく前後ランプ周りはGC10、リヤフェンダー付近はジャパンのスカイラインを連想させますが…
ちょっとレトロな雰囲気の継ぎ接ぎを感じさせます。

問題は、そのサイズ。
細かい数字は公表されていないようですが、全長4100mm 全幅1700mm 全高1300mm近辺みたいです。
5ナンバー枠に収まるくらいに、かなりコンパクトにまとめられた2ドアモデルです。

ここで、このモデルがかねてから日産で噂にあるコンパクトスポーツなのではないか?と。
トヨタが86/BRZを発売してソコソコ売れていることから、日産も何かしらのモデルを投入してくるのでは無いかと言われています。
北米では、旧シルビアのようなセクレタリーカーの需要が高いためです。

ただし、この「IDx」は駆動方式が公表されていません。
FRともFFとも判らないのです。

公表されているのは、1.2~1.5LにCVTの組み合わせ、下のNISMOは1.6L直噴ターボと6速マニュアルモード付きCVT…
と言うことは、エンジン横置き?

トヨタ同様、やはり今の日産にも5ナンバー枠に収まるくらいのFR用シャーシが無いのです。
一時期、フェアレディZのシャーシを小型化して次期シルビアを開発…なんて話も流れていましたが!?
日産と提携したダイムラーにも、ベンツにはコンパクトFRのシャーシは無いですし。
BMWも次期1シリーズは新型ミニとシャーシを共有してFF化してくることから、世界的にコンパクトはFF化の流れにあります。

BMW i3やi8のように、エンジンはほぼ発電機に徹し電気モーターで後輪を駆動するという方法もありますが…
さて、どうなんでしょうか。

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