この車両は極めて珍しい、量産前試作車の『コスモ・スポーツ』です。
正規発売の前年、1966年に全国のマツダディーラーへ計47台が配車され、社外委託での市場実験が行われたモデルです。
実走して得られた不具合などを、量産モデルへフィードバックしたものです。
実走して得られた不具合などを、量産モデルへフィードバックしたものです。
この個体は、兵庫県のディーラーへ配車されたもので、六甲山や名神高速を走ってデータを収集したモデルとのことです。
最近になり、偶然に倉庫から見つかったとのことでした。
最近になり、偶然に倉庫から見つかったとのことでした。
この結果を元に、ヘッドライトが曇ることなどが判ったことから、量産モデルではライトに空気を取り入れるためのスリットが入っています。
今じゃ、社外実験なんて考えられないでしょうね。
どのメーカーも、様々なシチュエーションを想定した、テストコースなどが完備されていますから。
どのメーカーも、様々なシチュエーションを想定した、テストコースなどが完備されていますから。
おそらくは、実験終了後にはメーカーに回収されて、その大半が調査のために分解されてしまっているのでしょうから。
残っていたとしても、保管場所や資産として税金がかかってきますから、廃棄されているはずです。
残っていたとしても、保管場所や資産として税金がかかってきますから、廃棄されているはずです。
これだけ珍しいと、この秋の東京モーターショーにも展示されるかもしれませんね。
博物館行きのシロモノです。
博物館行きのシロモノです。