今もなお語り継がれるデ・トマソ・パンテーラ
東京オートサロン2018、ダイハツです。
昨年のオートサロン2017に、デ・トマソカラーのBOON他を参考出品、年末にBOONのデ・トマソキットを市販化しています。
今年の2018では、そのオマージュの元となったホットハッチ、1983年式の「シャレード デ・トマソ ターボ」が展示されていました。35年前の大衆車、よく残っていたなというレベルです。
と言うのも、販売台数が少ない貴重なスポーツカーなどであれば大切に綺麗に維持して残している人は多いのですが、逆に大衆車ほど普通に扱われ傷つき、古くなり壊れれば廃車にされてしまうことが多いのです。このため、販売台数は大衆車が多いのですが、20年30年が経過して生き残る台数はほとんど無いというのが実際のところです。
凡庸なデザインの日本車が、このカラーをまとっただけでなぜかイタリアのホットハッチに見えてくるから不思議です。
1970年代当時、ダイハツとイタリアのデ・トマソは提携関係にあり、デ・トマソ傘下のイノチェンティが生産していたBMCミニ(旧ミニ)にシャレード用CBエンジンが搭載されます。その返礼でデ・トマソチューン版シャレード(初代)が作られ、1981年の東京モーターショーに出品されました。
市販化は、この2代目を待つこととなります。
エンジンはノーマルながら、サスペンションはデ・トマソ専用にローダウンされ、バンパーやテールゲートスポイラー、フロントグリルなどの外装も専用品となっています。ホイールは14インチ「カンパニョーロ・マグネシウムホイール」とリッターカーにしては豪華すぎるスペシャルバージョンでした。
一説によるとこのシャレードターボはカタログ値が控えめに掲載されており、実はスカイラインRSと同等かそれよりも速かったという噂があるのでした。
「COPEN XPLAY D-SPORT RACING」
通勤、お買い物用の軽が、いきなりレーシーに格好良くなります。これを発売して欲しい人は、多いのではないでしょうか。
「Mira e:S SPORZA Ver.」
同じく、子育て中のママさんの車には見えません。
「THOR SPORZA Ver.」
「BOON SPORTO Package」
こちらは装着するアクセサリーパッケージが、1/12に発売されています。昨年のオートサロンでも参考出品されていましたので、他のデ・トマソカラーも発売されるのでは?という期待を抱かせてくれます。