ようやく新型A90スープラが日本で公開
東京オートサロン2019、トヨタGRで公開された新型A90スープラ。
知る限りでは、日本国内で実車が広く一般に公開されるのは、これが初めてではないかと思うのですが。
間違いなく、今回のオートサロン2019での超目玉のうちの一つです。この実車を見に来るだけでも、入場料を払った価値はあります。
このA90型の新型スープラは、市販モデルの正式発表は1月19日今週の土曜日から開幕する北米デトロイトショーで公開されると発表されています。ですからこのモデル、GRモデルとはいえまだカモフラージュがされていてディテールが見にくいのです。
デトロイトショーでは、この擬装ラッピングが外された市販Verのスッピンフルヌードがお披露目されます。何で日本車なのに日本での公開が1番ではないのでしょう、やはりアメリカ市場を優先的に見ながら企画されているからですね。
さすがに大人気、昼頃に見に来た時には人垣で近寄れませんでしたが、イベント終了間際にもう一度見に来ますと空いていて自由に好きな角度から写真が撮れるようになっていました。
日独混血、生まれはオーストリアの新型A90スープラ
このA90スープラは、BMW 新型Z4との兄弟車でシャーシなどのパーツが共有されています。ソフトトップオープンのBMWに対して、クローズドボディのスープラという棲み分けがされています。
おそらくは、この兄弟関係もあってZ4はクーペカブリオレのハードトップをヤメたのだと思います。
生産は、両車ともにオーストリアのマグナ・シュタイヤー社のグラーツ工場に委託されます。マグナシュタイヤー社は、MベンツEクラス4MATICの全数の生産をしていたり、BMW X3、アウディTT、プジョーRCZの生産を請負っています。
気になる価格ですが、新型Z4の価格に準拠するのが妥当と考えられ、米国では直6モデルでは6万3500ドル、700万円オーバーになると予想されています。これ、昔のスカイラインGT-RやNSXの価格帯ですよ、そうそう庶民が気軽に買える金額ではありません。
BMW Z4のラインナップを見ても、2.0Lの直4モデルで500万円超くらいでしょうか。
さらに、生産台数が少なく日本への割り当て台数も限られていることから、予約販売のみですでに本年分は完売しているそうです。これは、正式な発売前から仲の良いセールスマンに予約注文を入れなければ無理なやつです、それでも手に入るかどうか難しいレベルです。
来年分の予約はまだ未定、とのことです。
日本車でありながら日本車ではない、街中で見かけることも少ないなかなかに稀少な車となりそうです。中身はBMWですから、右ハンドルでもウィンカーは左レバーなのでしょうね。
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