ポルシェは後ろ姿が美しい
ポルシェはお尻が美しく、魅力的でもあります。スポーツカーでは重要なポイントで、追い抜いた際に見せつけるのはそのバックビューなわけでもあります。
911を筆頭にして、どのモデルもお尻のボテっとした感じが好きという人は多いのではないかと思います。
ところがこのパナメーラの後ろ姿には、美しくないと言う人もいて、好き嫌いは大きく分かれるところではありますけれども。911のアイコンをこの4座セダンで見事に再現しているところが、ポルシェデザインでもあります。
今後、自動運転が普及して行くにつれて、車のデザインは丸っこいお餅のような塊となっていくのがコンセプトカーなどを見ていても流れだと感じますが、970型初代パナメーラのデザインはその未来を予感させてくれます。燃費や空気抵抗を考えれば、プリウスのような形が最適解であることが判っていただけますでしょうか。
とは言え、フロントからは2代目パナメーラとの差は目立ちませんが、971型の後ろ姿はかなりスマートになっており、やはり並ぶと初代は古臭さを感じてしまいます。
このボテッとしたお尻は、嫌いだという人からは「911の水死体」と揶揄されます。
2代目の登場で盛り上がる初代パナメーラの中古市場
こちらは4Sで新車価格が高いこともあり、2012年モデルで6年落ち。658万円に税金モロモロで680万円ほどとなります。
やはり手が出せる金額になってくるのは、このくらいの6年落ちです。気になるのは、ここから整備代がドカンとかかってくる年式です。
ポルシェはドライサンプ、ベンツ/BMWに比較してもオイル交換など整備費用はかかります。
パナメーラは2代目971型が登場したことから下取りも出ているようで、初代970型のタマ数も出て来て手が届き易い価格帯になって来ています。
パナメーラの中古の特徴は、
- 走行距離が少ない
法人所有の社用車として使われるケースが多いことから自宅と会社間の往復しかしていない - 完全なサービス履歴を備えている
法人所有であるためディーラーへのお任せ定期整備 - オプション分がお得
ポルシェのオプションは数百万円分が付いていることが多く、その内容を考えればお得
このように、新車価格と年式からしたらお買い得に見えてきます。
その反面、新車価格からすれば各部品の価格も高額となるわけでありまして、整備金額はそれなりに覚悟をしなければならないということにもなります。
内装は、なかなかに渋い色です。
このクラスのポルシェを新車購入するオーナーは、やはり年齢層が高めであることが想像できます。