メルセデスベンツGLC

メルセデス・ベンツ

メルセデスベンツGLC、人気のSUV選択肢の一つ

2018年3月4日

メルセデスベンツGLC

昔のGLK、どんどん大きくなるCクラスファミリー

メルセデス・ベンツGLC200を代車で借りましたので、細かく見ていきます。

改名前の「GLK」に該当するモデルです。セダン系以外の名前が一気に変わりましたので、昔からベンツに乗っている人は混乱しているかもしれません。

ダイムラーでは車高が高いSUV向けには、クロスオーバーSUV用のプラットフォーム MHA(Modular High Architecture)を使用、GLCはこの新型シャーシの1号です。Cクラスのカテゴリーではありますが、Cクラスセダンからの派生では無いことに注意が必要です。

つまるところ、SUV系のGLC/GLE/GLSが全て、このシャーシから設計されることを意味しています。大型モデルのGLSと同じシャーシであることから、Cクラスファミリーであるにもかかわらず横幅がSクラス級の1.9mにもなってしまうのです。

全然、「コンパクトクラス」では無くなってしまいました。

対して、内装はCクラスと同じ部品が使われていると思われる部分が多くあり、共通性は感じられます。

メルセデスベンツGLC

SUVらしく、運転ポジションのアイポイントが高いことから、渋滞などでは遠くを見渡すことができて運転がしやすいです。昇降性も普通に乗用車なので問題はありませんが、後部座席に子供や高齢者が乗り降りするような場合ですと、ちょっと大変かもしれません。

というのも、キャビンがバスタブ構造になっていることから、サイドシルが高くて足がしっかりと上がらないとひっかるからです。もっともこれは、地上高が高くなるSUVでは全般的に言えることでもあり、やむを得ないところではあります。

メルセデスベンツGLC

後ろ姿は、平均的なハッチバックで取り立てて特徴はありません。あまり奇抜なデザインを採用しなかったのは、購入者には保守的な層が多いせいかもしれません。

最近では、アウディのSUVの方がフロント/リアともにランプ類の形は奇抜かもしれません。

メルセデスベンツGLC

ベーシックなGLC200でも街中では十分な性能

GLC200に加えて、「220d」「250」「350e」があります。ベーシックな「200」がFR、他は全てAWDの4MATICです。

メルセデスベンツのラインナップの中でGLCの立ち位置が判らないと書いている記事が気になったのですが、ベンツに本当に乗って記事を書いてます?

このモデルの立ち位置はズバリ!「サイズ」です。GLEでは大き過ぎて、特に全長が車庫に入らないのですよ・・・
自宅前の道路幅が狭く車庫へ出入りできない、自宅への道路の角が曲れない、という人はたくさんいます。都市部の古い住宅街には、まだそういう場所がたくさんあるのです。

かと言って、GLAはAクラスの地上高を上げただけのモデルであるため、GLC以降を比較してSUVと呼ぶにはいささか無理があります。クロスオーバーと言った方が近いモデルです。

メルセデスベンツGLC

この2.0Lターボの200でも、街中なら周囲をリードできるだけの十分な動力性能を持っています。敢えて250とかを選ぶ意味は、無いんじゃないかなと思えるくらいです。


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