メルセデスベンツGLC 内装

メルセデス・ベンツ

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2018年3月5日

メルセデスベンツGLC

高級車ベンツと言えども例外ではないコストダウン

メルセデス・ベンツGLC200の続きです。

メルセデスベンツGLC
メルセデスベンツGLC、人気のSUV選択肢の一つ

昔のGLK、どんどん大きくなるCクラスファミリー メルセデス・ベンツGLC200を代車で借りましたので、細かく見ていきま ...

一番ベーシックなGLC200で600万円。これでレーダーセーフティパッケージやLEDインテリジェントライト、360度カメラシステムにパーキングパイロットなどの必要な安全・快適装備は一通り標準装備されています。

昔の同クラス帯でもあるCLK(GLKではありません)、700万円近くで快適装備と言えばクルコンくらい。20年前からは資源も値上がりしているし、世界的に物価も上がっており原価コストは確実に上昇しているはずです。

なのにこれだけの電子装備満載で価格がそれほど変わらない、ということはどういうことでしょうか?
ベンツも本気でコストダウンをしているか、電子装備はかなり安くなっているということになります。おそらく理由は、その両方なのでしょう。

随所に、昔のベンツでは見られなかったコストダウンの跡が見られます。部品の肉厚が削られていたり、フル溶接では無くなっていたりと。

ドアの閉まる音などは、昔のベンツとは明らかにその重厚感は違います。それでも日本車とは微妙にその音質が異なるのは、まだまだパネルの溶接、スポット数が違うからです。

どうしても燃費や環境への配慮などで、軽量化をしなければ生き残れないという部分もあり、溶接箇所が少なくなっていることは確かなようです。

メルセデスベンツGLC

質実剛健は未だ健在、ベンツの実力

それでも、道具としてのベンツは優等生。通勤車、日常の足としては非常に優秀な道具となります。

本気で、足としてこのモデルを買おうカナと少しだけ頭をよぎります。月々いくらの支払いになるのだろう、と見積りシュミレーションを営業さんにお願いしてしまいました。

メルセデスベンツGLC

メルセデスベンツGLC 内装

メルセデスベンツGLC 内装

オートライトが義務化のEUにおいては、すでにライトスイッチにOFFがありません。常にAUTOで使用します。

日本では新型車が2020年4月、継続生産車は2021年10月からオートライトが義務化されます。なお、すでに所有している車両や中古車に関しましては義務化の対象にはなりません。従ってオートライト機能が無いと車検に通らないということはありません。

ちなみに、オートライトは後付けも可能でキットも販売されています。一度、使ってみますと便利で無い車には乗れなくなってしまいます。が、無ければ無いで何とでもなるのが「自動点灯」です。

プッシュスタートは、キーがポケットかバッグに入っていれば、エンジン始動がすぐにできるため便利です。次の車は、絶対にオプションで装着すべきだなと思うのですが、今や軽でもこの機能は標準装備だったりします。

ただし、最近話題のリレーアタックによる盗難は気になるところです。電波遮断に気を遣わなければいけないというのは、早急に各社には対策をしていただきたいところです。

メルセデスベンツGLC 内装

メルセデスベンツGLC インパネ

メルセデスベンツGLC 内装

ウィンカーレバーは、輸入車であることからISO規格に準拠していますので右ハンドルでも左側にあります。普段から左ハンドルに乗り慣れていますとウィンカーは左で慣れていますが、右ハンドルのウィンカーは「右」という意識があるため時々間違えそうになります。

日本車も同時に所有している場合には、1回出掛ける間にきっと何度かウィンカーとワイパーレバーを間違えます。

メルセデスベンツGLC ウィンカー

ベンツに至っては、右ハンドル化でもペダル配置に全く違和感はありません。このあたりはさすがベンツで、左右ハンドルを作り分けるノウハウは確立しているようです。

メルセデスベンツGLC ブレーキペダル

後部座席の足下スペースは、全長4700mmのコンパクトサイズのFRにしては十分なスペースがあります。また座面はベンツの伝統を受け継いでおり、目線は前席よりも高くなるように配置されています。

ただ、衝突安全性からサイドシルが高くバスタブ構造になっていることから、SUVで地上高が高いこともあり高齢者や子供にとっては足を持ち上げるのに昇降がし難いかもしれません。これはSUV全般的な傾向ですので、このタイプの車を購入する場合にはやむを得ない部分ではあります。

メルセデスベンツGLC 後部座席

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