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ベビィCLS

かねてからその開発の噂のあった、ベビィCLSこと「CLC(仮)」のテスト車両が捕捉されたようです。

CLSはEクラスのシャーシを流用して、そのポジションはEクラスとSクラスの間に位置し、「CLのような流麗なスタイルとSクラスのようなステータス」という由来で命名されています。
このモデルの弟分でもある"スタイリッシュ4ドアクーペ"がCクラスのシャーシをベースにして開発されているという噂が以前からありました。

これは、初代CLSがキャビンが狭いという苦情から2代目の現行では大きくなってしまったために、一回り小さいモデルの必要性が出てきたと思われます。
クーペが欲しいのだけど、家族などが乗る機会がたまにあり4ドアが欲しい…という要望に応えたもの。

やっぱり、4座4枚ドアの利便性にはかないません。

この手のスタイリッシュ4ドアって、マツダなど日本勢が得意としてきたジャンルなのですけどね。
ベンツが実用性を無視してまでウィンドウの傾斜をキツくするというのは、CLSの登場以前では考えられなかったパッケージングです。
すっかりパナメーラのヒット以来、スタイリッシュ4ドアは欧州勢にお株を奪われてしまいました。

家族がいて車が一台しか持てなかったら…やはりパナメーラやCLSは候補に上がってきます。
2ドアクーペや2シーターは、使用範囲が限定されるために贅沢な車であることは確かです。

なんかこのCLCのテストドライバー、ヘルメットをかぶっているとはいえ窮屈そうです。
Cクラスのボディでウィンドウ傾斜をキツくしてしまいますと、相当に狭い?

この他にもダイムラーは、次期Aクラスのシャーシをベースとした小型SUVの「GLC」が用意されています。
ライバルはアウディQ3やBMW X1、それに日産ジュークなど。
トヨタもこのクラスへ2012年6月頃に新型をハイブリッドで投入してきます。

燃費を競う1.6Lクラスの小型車が群雄割拠の時代です。

というか、燃費が良くないと売れない時代でもあるということです。
ガソリンをガブ飲みしてるのは、中東くらいなもんですから。
他は、あのアメリカですら原油高騰によって燃費重視に傾いています。

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