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ベンツSLS AMGの全貌

ダイムラーが公式で「メルセデスベンツSLS AMG」の追加ティーザー写真を公表しました。

ドアを開けた時の高さが一般的なセダン並みの1500mmとのことですから、これなら屋根の低いガレージや、立体駐車場でも入れることができそうです。

昔の300SLの時は、ボディ剛性を上げるためにサイドシルを高くせざるを得ず、そのためにガルウィングを採用したのですが、今回のSLSではボディ生産技術は向上しているために、正直なところガルウィングの必要性は低いと思われます。
サイドシルは低く乗降性は良好なようですが、そうなるとガルウィングはギミック?
単に300SLのテイストを受け継ぐだけ…
それでも、上方へ開くドアというのはワクワクするものであり、スーパーカーにこのワクワク感は必要な要素ではあります。

インパネもシンプル。
こちらも300SLを彷彿とさせるデザインということですが、どちらかといえばレヴェントンみたく航空機のコックピットのような完全な未来型に振って欲しいカナ、と思うのであります。
リメイクって、どうしても昔のイメージに引っ張られてしまうところがあり、往年のマニアと新規のマニアを納得させるものを製作するというのは難しいでしょうね。

シートとトリムはハンドメイドで縫製された「デジーノ」レザー、ブラック、クラシックレッド、ホワイト、サンド、ライトベージュの5色が設定されます。

とまぁ、9月のフランクフルトショーの公開へ向けてスタイルを小出しにティザーキャンペーンをしているダイムラーなのですが、ここへ来てその完全ヌードのボディ写真が流出!
ドイツ語で書かれたショーのチラシっぽい一部…

なんか、ライト形状って日産GT-Rっぽく見えなくもない。

この「SLS AMG」には次の隠し球があるようで、それが「eDrive」と呼ばれている電気自動車。
AMGを名乗るからにはパワー競争にも参戦するわけで、V8の6.3Lの571馬力には及ばないものの、526馬力は発生する電気モーター駆動のモデルとなる模様。

この「eDrive」と呼ばれるシステムがハイブリッドかどうかは判りませんが、スクープでは「完全な電力で駆動」となっています。
登場は2015年を予定。

今年12月に発表されると見られているフェラーリのAWDハイブリッドシステムと同様、スーパーカーも大パワーを維持したままにエコな車へと進化を始めています。

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