ポルシェ マカン2 2018マイナーチェンジ スパイショット

ポルシェ

2018年マカンのマイナーチェンジで変わる箇所を細かくチェック

2017年5月15日

マカンのスクープ写真はわざと撮らせている

ポルシェ マカン2 2018マイナーチェンジ スパイショット

2014年秋に登場したポルシェ・マカン、ワールドプレミアと同時に東京モーターショウでも公開され、ポルシェのビジネスにとっても日本市場はまだ重要な位置付けにあることが示されました。

マカンは、ポルシェが作ったSUVカイエンの弟分として、VWのシャーシを流用してアウディQ5との兄弟車として開発され、カイエンと比べて2回りほど小さなボディが特徴的なミドルサイズSUVです。カイエンとともにポルシェの総販売台数の7割を占め、屋台骨を支えるモデルへと成長しています。

そのマカンですが登場からすでに3年が経過しており、ポルシェお約束のモデルサイクルから見ますと、そろそろモデルライフの折り返し地点でマイナーチェンジの声が聞こえてきても良い頃合いです。そう思っていたところ、次々とスクープ写真がWebに出てきています。

スクープ写真とは言いましても、昔のように超極秘の開発中のモデルが暴露されるのではなく、最近ではメーカーがわざと写真を撮らせてティザー宣伝に利用しているのが実際のところです。広告費ゼロで、パパラッチが新型モデルを勝手に宣伝してくれるわけです。

とは言え、全てを見せるわけにもいきませんから、メーカー側もテープを貼ったり仮のランプを付けたりして、色々と偽装を行なっているわけです。

ポルシェ マカン2 2018マイナーチェンジ スパイショット

マカンは日本国内でもこの4年間で結構な台数が売れているようで、2015年から毎年2,000~2,500台程の販売台数となっています。このため、週末にもなりますと街中でもかなり頻繁に見かけるようになっています。

ポルシェ・マカンは、世界的にも売れているモデルだけに、それほど大きな変更は無いようにも見えます。基本的にマイナーチェンジでは、鋼板で覆われている骨格は変わらないことからシルエットはほとんど変わらず、ランプ類の変更にとどまることが多い傾向にあります。

横からと前からスクープ写真を見た感じでは、変わったという印象は受けないと思われます。バンパー形状が少し変わった程度では、マカンのオーナーかマニアでも無い限り区別が付く人はいません。

新旧2台を並べてみて、初めてその違いが判るという程度ではないでしょうか。

マカンのマイナーチェンジではどこがどう変わる

ポルシェ マカン2 2018マイナーチェンジ スパイショット

パッと見た目で、誰もが判別できて大きく変わる箇所が、テールランプだと言われています。ポルシェではLEDライトストリップと呼ばれる、新世代ポルシェのテールランプデザインを踏襲した形となります。

最近モデルチェンジされたカイエンやパナメーラ、アウディに共通して使われている、横一文字にスモールランプが光るデザインです。一部、日本車も採用し始めており、これからのトレンドとなる後ろ姿です。

2015東京モーターショウ45th ポルシェ カイエン テールランプ

ですが、こちらのスクープ写真のテールランプでは現行型マカンとどこが違うの?
となるはずです。

ポルシェのテスト車両では、新型に旧型の写真を貼り付けてごまかすことがよくあります。おそらくは、写真をプリントしたラッピングだろうと思われます。ベントレーなども、グループだけにそういう手法をよく取ります。

ですので、このテールランプは現行モデルの写真です。この写真シールの下に、本当のテールランプが隠れています。

ポルシェ マカン2 2018マイナーチェンジ スパイショット テールランプ

このラッピングをよく観察しますと、テールランプの幅でバックゲートの上の方に横一文字にシールのような物が貼られて、ピンで留められていることが判ります。

通常であれば、テールランプの周りだけを隠せば良いはずなのですが、車体幅に沿って横一文字にラッピングシールが貼られている・・・これは、ココにも新型の特徴的な意匠が隠されているということを表わします。

バックゲートの鉄板の形を変えるのはプレスの金型から変更しなければならないことから、シルエットがあまり変わっていないように見えてもコストはかなりかかっているということになります。言い換えれば、それだけポルシェはマカンのマイナーチェンジに本気だということが言えます。

おそらくは左右ブレーキランプの形状はそのままで、タイプ991や718ボクスターのような、上下幅が少し薄く見えるランプ配置になると思われます。
と同時に、アクリルで覆われて中が立体的に見えるタイプになるんじゃないかな。

ここから判るのは、新型2代目パナメーラのようなテールランプになるのではないかということ。
両側のテールランプを赤いラインが繋ぐ形だと推測されています。

ポルシェ パナメーラ4S

ヘッドランプも、今のHIDの丸っこいタイプからGTSにオプション設定のある4灯LEDがプロジェクターを囲むような配置になると見られています。これにより、顔がかなり精悍になることが予想されます。

ポルシェマカンGTS 中古車 白

今後のポルシェの顔は、このタイプを踏襲します。

ポルシェ マカン2 2019マイナーチェンジ スパイショット
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