ポルシェ 中古車 初代カイエン

ポルシェ

初代カイエンの中古で"ポルシェ"を堪能できるのでしょうか

2018年6月7日

ポルシェ 中古車 初代カイエン

初代カイエンのグレード構成

ポルシェはフルモデルチェンジして世代が変わっても、古臭くならないところが「ポルシェ」です。

最近のベンツやBMWはフルモデルチェンジをしますと、一気に古さが際立つようになって来ています。少し前までは、そういうこと無かったのですが、デザインで何が違うのでしょうか。

初代カイエン(995型/997型)は2002~2010年の販売で最終モデルでも10年、普通に10年超えの中古車となります。そのため価格も100万円台を見かけるようになっており、これだけを見れば次の車検まで壊れずに乗れるのならちょっといいかもと思ってしまいます。

基本的な初代カイエンのグレード構成は、

  • 素カイエン:659万円
  • カイエンS:860万円
  • カイエンGTS(後期型957型より)
  • カイエン・ターボ:1250万円
  • カイエン・ターボS(後期型957型より)

素カイエンがV6、その他はV8、後期型は排気量が上がっています。

カイエンはポルシェが作ったスポーツカー

多くの記事で語られていることではありますが、カイエンはSUVの形をしたスポーツカーだとポルシェは言っています。

事実、その最大の欠点でもある2t超えで重すぎる車重は、都市部の信号が多いGo/Stopでは鈍重でとてもスポーツとは無縁だということ。しかし、ひとたびエンジン回転数を上げたならば、その性格はスポーツカーに変身するのです。

カイエンの場合、新車で購入する1stオーナーは購入後の維持費や燃費を考えて「素カイエン」や「カイエンS」を選択する傾向にあります。実際に中古でもこれら下位グレードの方が価格が安いために人気があり、相場は高めで推移します。

逆にターボ系は圧倒的なパワーや性能では魅力的ですが、中古での値落ち幅は大きめとなります。元値からの割安感はありますが、やはり燃費や整備費用とのトレードオフとなります。
そもそも、都市部で400馬力も500馬力も必要なのか、どこでこのパワーを使うのかという問題もあるわけです。どうも日本の道路では、ギア比が合わずギクシャクした走りになるという話もあります。

初代カイエンを中古で買いポルシェオーナーへ

前期型であれば100万円から購入ができる初代カイエンではありますが、前期型はマイナートラブルが多いとされており、年式からもお勧めはできません。

中古で購入してもよいのは後期型で200万円台からになります。400万円を超えてきますと、初代カイエンの新車価格が低かったことを考えますと割高となってきます。

初代カイエンの価格帯は、今のマカンの価格帯にあったのです。そう考えますと、15年で車の新車価格が上がっているのが判ります。

初代カイエンを中古で150万円くらいで購入した人の話を聞きますと、やはり納車されてすぐにエラーが点いたとか、ユニット交換だとか壺の話題には事欠きません。

それでもポルシェブランドらしく、1年は楽しめて下取り価格は良かったとか・・・

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