マツダ・ロードペーサー(1975年-1979年)です。
センチュリーやプレジデントに匹敵する高級車を目指して投入…とは言え、当時の東洋工業に自社開発できる体力は無く、同じ右ハンドルであるオーストラリアのGMホールデンから「プレミア-」のボディを購入して仕上げたものです。
日本の保安基準に適合させ、日本人向けの内外装に仕上げて13Bロータリーを搭載、ジャトコ製3速ATを搭載したものになります。
効率化が徹底される今の時代では、とうてい考えられない混血です。
効率化が徹底される今の時代では、とうてい考えられない混血です。
その、混血ゆえのアンバランスさは解消できず。
大きく重量級のボディに対して、低回転域ではトルクが細いロータリーエンジンでは完全な役不足であり、3代目ルーチェの登場で姿を消したのであります。
大きく重量級のボディに対して、低回転域ではトルクが細いロータリーエンジンでは完全な役不足であり、3代目ルーチェの登場で姿を消したのであります。
マツダの高級車市場への参入失敗は、ここからすでに始まっていたのですね。