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S.I.S2015 -AMG GT-

メルセデス・ベンツ「AMG GT」、この車が発表されてから初めて実車を見ます。

通常のベンツAMGモデルとの違いは、完全にAMGの工場で組み立てられている点。
AMGモデルは、AMGが指定したパーツをダイムラーの工場へ搬入して、ノーマルモデルと同じダイムラーの生産ラインで組み立てられています。
エンジンは、AMGの工場で組み立てた物が搬入されるのかな。

これに対して、AMG SLSやこのAMG GTはAMGの工場でマイスターが1台ずつ担当して丁寧に組み立てられると言うわけ。
そこんとこが違います。

このゴールドっぽいラメの入った黄色でも無い色、好きでいい色です。
こういう色が似合う日本車って、無いですよね。
フェアレディZがどうかな!?という微妙なところ。

このテールゲートの形は、ポルシェ911を意識しているというのが良く判ります。
ダイムラーではSLSの後継モデルでは無いと言っていますが、シャーシはSLSから引き継いだ物を改良して、お尻を切り落として前後の重量配分を最適にした物らしいです。

でなければ、シャーシを新設計していたのではこの価格(1840万円)では出せません。
AMG SL63を買うのだったら、このAMG GTも検討するというウマイ価格設定です。

最近のフェラーリやランボルギーニといったスーパーカーと呼ばれるところでは、ウィンカーなどは全てステアリングスイッチに集約されていますが、このAMG GTでは普通のベンツと同じくコラムからレバーが出ています。

それにしても、センターコンソールがバカでかい。
トランスミッションがリアのデフ側にあるトランスアクスル方式のため、この出っ張りはエンジンが限り無く後方に置かれているせいでもあります。

このCLSのようなヘッドライトにレンズが複数(ハイビームリフレクター)あるということは、インテリジェント配光システムを備えていると言うこと。
スーパーカーでありながらも、「レーダーセーフティ」や「アクティブヘッドライト」を備えているというのがベンツの哲学でもあります。

そういう所が、安心して買える…という部分でもあります。
が、人によってはスーパーカーに便利装備が必要なのか?と否定的な人もいます。
スーパーカーが買えるくらいの真っ当な人は、相応に歳取るからねぇ~。
やっぱ、便利装備は必要。

補機類は全てエンジンの前に配置されていることからも、それだけエンジンが後方に配置されていることが判ります。

実用を考えてしまうと2シータ-というのはどうなの?となります。
けれども、他に実用車があれば問題は無いわけで、このクラスがポンと買えるのならば2シータ-にはグダグダと言わないワケであります。

そこを言ってしまうところが、買えるところにいないんだな…と。

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