首都高速の高井戸IC、出口の構造が変わりました
首都高速の高井戸IC出口、従来はそのまま一般道へ合流出来ていたのですが、今回放射5号線が開通するために合流信号が新たに設置されました。
この信号は降りてすぐの場所にあり、首都高最後の高井戸出口で降りる車も多いことから、そのまま中央高速へと走る人は高井戸IC出口から本線へと並ぶ出口渋滞に注意する必要があります。右出口の高井戸IC付近は、左車線の方が流れるということになります。
中央環状線(山手トンネル)の開通後、3号渋谷線とともに4号新宿線も交通量が増加して渋滞が常態化するようになってしまっており、この高井戸の出口から飛び出るお尻が新宿までの渋滞の元凶になってしまうことが懸念されます。
これは放射5号線の方がメインで、首都高速から環八へ出たい車と動線がクロスすることから、事故が起きやすいためです。放射5号線の交通量が少なければ問題は無かったのですが、今後交通量が増えてきますと交差する動線は問題になってきます。
甲州街道の新宿方面から来ますと、上北沢の立体交差から2車線のまま合流信号で停車の後、環八を超えるオーバーパスへと入って行きます。
このオーバーパスも、40~50年前にすでに作られていた立体交差です。今回、新しく作って開通したように見えますけれども。
相変わらず、高井戸ICから中央高速へは入れません。入口を作るような動きは出て来てはいるものの、まだまだ先の話になりそうです。
信号があるのは首都高速出口との合流のみで、側道の方にはありません。このため甲州街道から入り環八をオーバーパスせずに瀬田・荻窪方面へ右左折をしたい車は、高井戸IC出口の合流では側道へ流れることをお勧めいたします。
この場合、路地から住民の車が出てくること、違法駐車の放置車両が多いことにも注意をする必要があります。駐車車両は、こちらも時代から置いていかれ交通量が少ない時には問題にならなかったもので、今後交通量が増えて来ますと問題になってきます。
甲州街道から環八への右左折では、右の側道から入って来ますと信号にかからずに中の橋交差点の列に並べます。こちらの方が、明らかに速い傾向にあります。右折は右側2車線で可能ですから、無理に右車線へ行く必要はありません
左は首都高から出て来た車が主に流入してきます。右からは左折のために左車線へレーンチェンジしてくる車と、左は休憩で違法駐車している車両をかわすことに注意が必要です。
ワーストランキング常連、環状八号線「中の橋交差点」
渋滞、交通事故件数がワーストトップクラスでもある環状八号線の中の橋交差点、常にランキング上位に顔を出します。首都高速に乗るための右折は怖いなとか、大型トラックがスレスレで駆け抜けていくなど、通る度に怖い思いをしている人は多い東京都内を代表する交差点の一つでもあります。
右2車線で右折が可能、真ん中は直進もできます。真ん中の車線で右折が可能であることは、交差点に近づかないと判らないことから、普段から利用しない知らない人は右車線に集まります。このため真ん中の車線で右折する場合、信号一つ分早く通過できることがあります。
この交差点の看板には、直進「三鷹」がきちんと表示されています。この看板の管理が、東京都なのでしょう。
交差点の直前には転回路が設置されており、高井戸ICを出て来た車が新宿方面へ戻ることができます。
この転回路の使い方としては、甲州街道へ出て調布方面へ行きたい場合に、環八へ一度左折して上高井戸1丁目の交差点(陸橋下)で甲州街道を右折するルートが一般的ではあるのですが、甲州街道への右折が大渋滞していることがあります。この場合、一度この転回路で上北沢まで戻り(全て側道)、上北沢の転回路で甲州街道の下り線に入る方法もあります。
ただし、今回「放射5号線」が開通した意味を考えますと、そのまま環八をオーバーパスして東八道路へ出て、三鷹から甲州街道へ出た方が早い気もします。これにより、甲州街道側の混雑が減ることが期待されているわけですから。
中の橋交差点を三鷹方面へ直進しますと、環八オーバーパスの側道へと入ります。この先で、本線へと合流することになります。
今はまだガランとしていて利用する車も少ないですが、甲州街道のバイパスとして有効だということが周知されれば、ここを環八から左折していく車も増えていくことでしょう。