まさかのGクラスも電気自動車へEQGが初登場
軒並み撤退している海外勢の中で、まだまだ日本市場を見捨ててはいない輸入車トップのセールスを誇るメルセデス・ベンツです。
以前の東京モーターショーでは、ディーラーでカフェチケットを配布しており、お茶とお菓子で歩き回って疲れた足を休める場所として重宝していたのですが、今回はスペースを大幅に縮小して市販車のEQシリーズの展示に特化しています。ガソリンエンジンの市販モデルは、一切展示されていません。
そんな中でも今回の目玉は、あのGクラスが電気自動車になった「コンセプトEQG」の日本初披露です。2024年の発表予定になっています。
明らかにGクラスと判る角ばったボディに、キョトンとした丸目、ラダーフレームはそのまま継承しています。しかし、BEVらしく冷却する必要が無くなったフロントグリルは消え、ディープブラックのパネルとなりEVらしい見た目となっています。
4つの電気モーターはホイール近くに配置、AWDとして個別に制御することでGクラス譲りの高いオフロード性能はそのまま、BEV化により低重心化が図られています。4輪を別々に制御していることから、戦車のような360度ターンができるのだとか。
1時間に1回メルセデス・ベンツのドルビーアトモス体験
メルセデス・ベンツのブースでは、「Electrification,」「Digitalization」「Sustainability」をテーマに展示を行っているのですが、自動車が単なる移動空間ではなくネットとデジタルに繋がることにより何らかの「体験」を提供する空間へと変化しようとしています。
そこでメルセデス・ベンツでは、「Dolby Atmos for Cars」と呼ばれる車載用システムを搭載し、圧倒的な3次元の音響空間を作り上げ「音に包まれる」体験を会場でも提供していました。
ドルビー・アトモスは、平面的なサラウンド効果だけでなく上下方向も含めた3次元空間の中で音を動かすことができるのが特徴で、これを1時間に1回、会場内のメルセデス・ベンツのブースで立体音響空間を体験することができます。
このドルビー・アトモス体験は、ジャパンモビリティショーの開催期間中は東京港区六本木の「Mercedes me Tokyo(メルセデス・ミー)」でも味わうことが可能となっています。