注文したマカンはトラッキングで追跡
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中古車を見に行ったつもりが、ポルシェ・マカン3の新車を契約
ベンツブログにポルシェカテゴリー 当初、このBlogはYahoo!ブログの時代には「ベンツブログ」として記事を書いていま ...
2月16日の朝、Trackingを表示してみましたところ、マカンの生産完了と表示されていました。いよいよ、工場をロールアウトして運搬に移ります、ここからは東の果ての国までの、長い長い60日間の船旅となります。
当初の予定表示では、2月14日に生産完了となっていたことから、15日にはステータス表示が変わるかなと思い、15日は朝昼夜と頻繁にチェックしていたのですが変わらず、結果16日の朝に変わっていました。
年末にティンテッドテールランプを急遽追加したから、そのせいで遅れたのかな、などと邪推をしてみたり。まぁ、2月8日に生産開始からほぼ1週間ですから、順当なスケジュールではあるかとは思います。
これまでに、VWは何度か車両運搬船が火災を起こして沈没などをしていますので、この間の海外ニュースには敏感になってしまいます。2022年2月の「フェリシティ・エース」の事故では、超高価なランボルギーニなど4,000台が海の藻屑と消えています。
こうなった場合、全ての車両が造り直しとなるそうです。喪失した車両を先に造り直すことから、その後の新規オーダーは全て後ろへとずれ込み遅れます。
そうならないよう、安全な航海を祈るだけです。
マカン3はポルシェにしては標準装備が充実
中古でマカンを購入する際には、もうその装備を受け入れるしかありませんので、どうしても欲しい装備を2つ3つでこだわっておき、他は妥協するしかありません。
新車でマカンを買う際には自分で欲しい装備をゼロから選べるわけですが、どんなオプションを付けたら良いのでしょうか。これが正解という定番の装備が無いために人それぞれで、自由なだけにここが最大の悩み所となります。他のメーカーのようにセットオプションとしていてくれると選ぶのも楽なのですが。また、これに予算という制約も考えなければなりません。
当初、マカン1では素の状態では何も装備が付いておらず、Cセグメントと呼ばれる同価格帯のMベンツやBMWでは当たり前に標準装備となっているような必要な快適装備を乗せていきますと、オプション価格が400万円を超えてしまいます。これですと、MベンツやBMWではワンランク上のモデルが買えてしまうのでした。
ところが、2021年7月にマイナーチェンジされたマカン3では、ADASなどの運転支援、クルコン、前席シートヒーター、パノラマビューカメラなどが標準装備になっています。基本的な走りに関しては、これだけでも十分な装備を持っています。
ポルシェの他のモデルからしましたら、これはかなり標準装備が充実しています。
基本グレードのマカンの主な標準装備を見ていきましょう。
- スポーツデザインミラー:ヒーター機能、リモートキー連動、非球面型(運転席側のみ)
- 電動リアテールゲート
- ハイグロスブラック仕上げルーフスポイラー
- マットシルバー仕上げ左右一本出しテールパイプ
- ヒーター付きリアウィンドウ (オートパワーオフ機能付)
- 7速PDK
- ポルシェ トラクション マネージメント(PTM)
- オート スタート/ストップ機能(3km/hまで)
- パワーステアリング
- ポルシェ スタビリティ マネジメント(PSM)
- タイヤプレッシャーモニター(TPM)
- オートホールド機能
- ポルシェ ヒル コントロール
- 19インチマカンホイール
- マルチコリジョン ブレーキ
- ポルシェ ダイナミック ライト システム(PDLS)つきLEDヘッドライト
- AUTO機能つきヘッドライト、ウェルカム ホーム ライト
- コンフォートライティングパッケージ
- LEDインテリア ライト
- レーンデパーチャーウォーニング
- レーンチェンジアシスト
- アダプティブクルーズコントロール
- サラウンドビュー付きパークアシスト(フロントおよびリア)
- 3ゾーンオートエアコン (エアクオリティセンサー/湿度センサー付)
- 8way電動フロントシート
- 車内監視センサー付き盗難防止アラームシステム
- イモビライザー
- アナログ時計(ダッシュボード)
- シートヒーター(フロント)
- PCM、オンラインナビゲーション、オーディオインターフェース、音声コントロール
- Porsche Connect、Apple Car Play、LTE通信
黄色でアンダーラインを引いた装備が、マカン1ではオプションもしくは初期には無かった装備だったかと思います。
値上げされたがオプション装備から見ればお得なマカン3
当初のマカン1(685万円→現行791万円)からは100万円ほど車両価格が上がってはいますが、当初はオプションだった「19インチホイール」「LEDヘッドライト」「クルコン」「サラウンドビューカメラ」「3ゾーンエアコン」「シートヒーター」「コンフォートライティング」「スマートキー」などが標準装備となっており、差し引きでトントンもしくは少しお得という感じになっています。
と同時に、ここからオプションを引き上げる際のオプション価格が下がっていることにも留意しなければなりません。例えば、ホイールを19インチから20インチへ上げる際の価格も下がっているわけです。
ただし、パッケージ装着になりますと単体装着よりも部品のまとめ買いなどでコストダウンが可能ですので、総合的に見てポルシェ側が原材料費の値上がり分などをここで吸収しているのかなと思われます。
また、マカンはポルシェのラインナップの中で最も販売台数が多い稼ぎ頭です。2014年の登場からすでに8年以上が経過しており、初期の設計コストや生産設備の減価償却も終わっていると推測します。
このため、生産の原価コストは大幅に下がっていると推測できますので、他のモデルには無い「標準装備の大盤振る舞い」となっていると思われます。
また、注目すべきはダッシュボード中央に標準で付く「アナログ時計」で、これまでのマカン2までのこの場所はOPの「スポーツクロノ」を付けた場合のみ「ストップウォッチ」が付き、その車両がスポクロ装着車であることを主張します。ところが、ここに時計が標準で付いてしまいますとスポクロ車との区別が付かなくなってしまい、ヒエラルキーが曖昧となってしまうのでした。
ココに注意
YouTubeのマカン3の紹介動画の中には、この時計が付いていることでスポクロ装着車と勘違いをして紹介されている動画がありました。ポルシェを知る人ほど間違えるように、それだけここの時計はポルシェにとって重要ということになります。
ここにストップウォッチを付けてヒエラルキーを主張したいがために、ほとんど使わないスポクロを装着する人がいかに多いかは、スポクロ装着車の下取りがプラス査定であることが証明しています。
このポルシェのヒエラルキーを壊してまでもダッシュボード上にアナログ時計を標準装備で付けたのは、標準装備の大盤振る舞いと同時に、次期モデルがアナウンスされている中で最終モデルのベースモデルをできるだけ売りたい、という本社の想いが見え隠れする標準装備の内容です。実際のところ、マカンTやマカンSの生産枠がそれほど広がっていない中で、ベースのマカンの生産枠が大きく取られている現状があります。
ちなみに、BEVとなる2代目マカンと並行して、初代のガソリンマカンはしばらくの間は併売されるとされています。
絶対に選ぶべきマカン(ポルシェ)のオプション
これだけ標準装備が充実していますので、この素のマカンでも日常使いではそこそこは満足はできる内容になっています。
ここで、マカンの下取りはどうでしょうか?
中古車の価格も高値安定であることから、さぞ下取り価格も良いかと思いきや、高値がついているマカンはオプション装備も結構な金額が付いていたりします。逆に台数が販売されているだけに、オプション装備が弱い低年式になりますと価格がこなれてはきています。やはり中古価格は人気に比例しますから、オプション装備選びは重要なのでした。
ここで、ポルシェのオプション人気「3種の神器」というのがあります。
- パノラマルーフ
- スポーツクロノ
- 大径ホイール
この3つが、必ず下取りでプラス査定の対象となっています。
使わないかな?と思っても、下取りを考えるのであれば、付けておいた方が良いとされています。当然、下取りは考えずに乗り潰す、使わないと割り切るのであれば必要ありません。
マカン3では、ダッシュボードセンターに標準で時計が付きますので、ぱっと見ではスポクロ装着車か否かの判断がつきません。(マカン3では、スポクロ装着車はステアリング右下にモード選択のダイヤルが付くことで判別します。)
パノラマルーフは、お子様などが後席に乗る場合には、開放感があることからお勧めします。一旦は廃れたサンルーフですが、最近ではガラスコーティング技術の進歩などによりまた人気が上がってきているらしいですから、数年後の中古車市場での人気はさらに高くなると推察します。
大径ホイールは完全に外見の見た目ですので、見た目を良くしたい方は入れるべきです。ただし、その代わりに乗り心地が硬くなったり、タイヤ交換時のコストが増えますので、ほどほどに。ベースグレードのマカンの場合、乗り心地は標準の19インチがBestであり、20インチにアップしますとダンパーの収束が悪くバタつきが出ると評価されています。
ポルシェのオプションは名称が解り難いのです
マカンはポルシェ購入の入門編となっているようで、911は高価すぎるし718ケイマン/ボクスターは2人乗りで家族が許さない。となりますとポルシェではマカンかカイエン、パナメーラという選択となります。さらに言えば、カイエンとパナメーラは日本の道路事情・住宅事情からすればデカ過ぎるというマイナス要素があるわけです。
ということで、マカンを購入する人はその8割がポルシェを初めて購入する新規顧客となるのだそうです。また、マカンからマカンへの乗り替えも多いとのことでした。
そうなりますと、ポルシェのオプション選びもマカンでが初めての人も多く、まずは最初にポルシェのオプション戦略に戸惑い、それでも「ポルシェが欲しい」と魅力(魔力?)に負けてコンフィグレーターを何度も組み直す、ということを繰り返します。
ここで問題となってきますのは、ポルシェ独特の装備の呼び名です。例えば「PDK(ポルシェ・ドッペル・クップルング)」や「PDLS Plus(ポルシェ ダイナミック ライト システム プラス)」といったような、名称からだけではその内容や機能が判らないものが多くあります。また、メーカーごとにその機能の名称も異なることから、他メーカーからの乗り換えですと機能の詳細が判らないものもあります。
自分の場合でも、ライト類の「ティンテッド」の意味が解らず「ティンテッドテールランプ」を当初は付けなかったこと、「ティンテッドヘッドライト(146,000円)」を7万円高で付けたことを後悔しています。「ティンテッド」でないヘッドライト(76,000円)との差は7万円高ですが、機能的な差は一切ありません。これがコンフィグレーターやカタログの中に、機能の詳細の説明が無いのです。
「ティンテッドヘッドライト」はヘッドライトカバー内がブラック塗装されているだけです。見た目で格好いいは格好いいのですけれども、オプション金額の上昇を少しでも抑えたい場合には、機能に差が無いのであれば外したい項目ではあります。よくよく後から考えれば「Plus(オートハイビーム)」も必要ありませんでした、標準のLEDヘッドライト(PDLS/左右のオート)のみで十分だったのです。
と、このように初めての場合には一発で満足のいくオプション内容になることは無いと思われます。さらには、使用して「コレ、要らなかったな」という装備も絶対に出てくるはずです。
ここまでは、オプションを選ぶためにどのような標準装備が付いているのかと、鉄板で付けるべきオプションを見てきました。
次は、本題のエクステリアとインテリアのオプションを見ていきましょう。
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ポルシェ・マカンのエクステリアのオプション選び
マカンのボディカラーは何色を選ぶのがよいか まずは、愛車のイメージを最も印象付けるので重要なのが、ボディカラーでしょう。 ...