ポルシェ マカンS サファイアブルーメタリック

ポルシェ

マカンフェアをやっているというので展示車を見にポルシェセンターへ

2016年5月17日

郵送されてきたポルシェ・ニュース

ポルシェ・ニュース マカン特集

先日、GWにポルシェ・マカンのリーフレットを申請したせいか、「ポルシェ・ニュース」が郵送で送られてきました。マカンの特集が、載っているからだということで、マカンの問い合わせをした人に対してポルシェのアピールが活発になっています。

Yahoo!で「ポルシェ・マカン」を検索して、試乗記や所有者のBlogなどをイロイロと調べていきますと、その検索結果からYahoo!広告にこれでもか!というくらいにマカンの広告が出てきます。その中に、住まいから近いポルシェ・センター(PC)のショールームの広告も出てくるのでした。

そして、やかましいくらいにポルシェの広告がYahoo!に出てくるのですが、お節介なことにが出てくれば「3,000万円のベントレーなんか買えないし」とツッコミ、「高価マカン買い取り」とバナーが出てくれば「まだマカン買ってないし」とツッコミます。

Yahoo!広告のマッチング、頭が良いんだか悪いんだか!?
なんかターゲットがズレており、ツッコミどころが満載なのでした。

マカンフェアを最寄りのPCでやっているということで

ポルシェ・ニュース マカン特集

ポルシェより郵送されてきた郵便物にも告知が入っており、またYahoo!広告にも頻繁に出ていたことから、この土日に「マカンフェア」をやっているということで、ちょっと足を運んできました。なかなかポルシェディーラーに立ち寄っても塩対応で敷居が高いことから、PCへはこれまでほとんど出入りはしていませんでした。

ポルシェのディーラーは土日であってもショールームにはほとんど人はいなく、新型車を見に来るのは常連さんとかオーナーさんがメインで、一見さんには冷たい雰囲気が漂っているのでした。対しますメルセデス・ベンツやBMWのディーラーには、土日にもなりますと家族連れが多くにぎやかな雰囲気もあり、気軽に入りやすいのでした。

それに、メルセデス・ベンツやBMWでは輸入車プレミアムブランドとは言え、500万円前後からのラインナップがあり、日本車の高級者を買うと思えば手が届くモデルも多数あります。ところが、ポルシェともなりますと911をはじめとしてカイエンやパナメーラといったラインナップでは、新車価格は2,000万円近くにもなり、購入を検討することすら庶民には現実的ではありません。

それならば、中古車なら手が届くのか?
となりますが、ディーラーの扱う中古車は3年以内1オーナーのものばかりであることから、その価格も新車並みとなり手が届きそうと思うことすら至りません。

ただし、マカンならば700万円~で「サラリーマンでも買えるポルシェ」と呼ばれていますので、「買えるカモ!?」と思わせてはくれます。

専任の担当者がいない一見さんは入りにくいPC

ポルシェ・ニュース マカン特集 タイカン

そこで、少し勇気を振り絞って最寄りのPC(ポルシェ・センター)へと立ち寄ってみました。これまでにPCへは立ち寄ったことが無く初めてでもあったことから、駐車場へのアクセスなどが判りませんでしたので、ここは自転車で訪問しました。これ、こちらも意地悪なのですが自転車だからと塩対応であれば、そこはそれまでということになります。

それに、メルセデス・ベンツでポルシェディーラーへ訪問するというのも、何だか気が引ける感じがします。冷やかしと見られてしまっても、という感じがあるのでした。アウディへはベンツで気負わずに入れるのですけれども、ポルシェには何か特別なものを感じるのです。

自転車で訪問した件に対してはそこはそれ、やはりこのクラスの商品を扱うPC営業さんはいずれもきちんと教育を受けているようで、自転車だからと粗雑な対応となることは無く、最後もきちんとカタログとお土産をいただき、自転車のお見送りまで受けてしまいました。お見送りはこちらで結構です、と出口でお断りをさせていただきそそくさとPCをあとにしたのでありました。

総じてPCで嫌な気分にはならなかったのですが、ただ唯一担当で説明をしていただく営業さんが出て来るのがものすごく遅かったのは気になりました。その間、自由にマカンを眺めてはいたので暇を持て余すことは無かったのですが、気になった部分ではあります。人がいなかったのか、甘く見られていたのかは判りません。

白黒以外のカラーも似合うマカンのボディライン

ポルシェ マカンS サファイアブルーメタリック

今回訪れたPCでは、サファイアブルーメタリックの「マカンS」が置いてありました。販売店の所有車ではなく、メーカー所有の展示用車両だそうです。

ということは、この後もこのブルーの車両はあちこちのショールームを回るのだろうな、と思われるのでした。

一般的に街中で見かけるマカンのほぼ全てが白か黒のカラーで、ブルーというのは珍しくもあります。このカラーも街中では全く見かけないので、実車を見ますとこのカラーでのオーダーもいいかなと思います。

マカンの場合、白と黒系でオーダーの約半分を占めるとされており、中古車でもその比率を反映した台数が出回っています。ところが、その他のカラーであっても下取りで不利になるということはなく、他のカラーはカラーで探している人がいて、マカンの場合にはすぐに売れてしまうのだそうです。

ですからマカンでカラーを選ぶ際には、人気の白は有利なのは当然として、不人気色というのは無いので気にしないで好きなカラーを選んでもらってよい、とのことです。

それもこれも、誰が見ても「ポルシェ」と判る911から踏襲するボディライン、各色のカラーが映える局面を持つためと言えます。

オプションが高いポルシェの新車購入

ポルシェ マカンS サファイアブルーメタリック

この展示車のマカンSには、180万円相当のオプションが付いているとのことです。一般的に展示車両には、見た目を良くするために相当高額なオプションが付いていたりします。

このマカンSで180万円は、控えめな方ではないでしょうか。パッと見、そんなにオプションが付いているとは見えませんが、これで車両価格は軽く1000万円です。

ポルシェを初めて新車で購入しようとした場合、とにかく素っピンでは快適装備などは何も付いてなく、全てオプションでの選択となることに驚きます。メルセデス・ベンツやBMWでは標準装備で付いているような装備は付いていなく、自分で選ぶのです。

キーレスエントリー、クルコン、レーンキープアシスト、シートヒーター、シートメモリーなどなど、1,000万円クラスの車には当たり前に付いているような装備は、別となります。今日び、日本車では軽自動車にも標準で付いているような装備です。

それを考えますと、ベンツのパッケージオプションは何て楽なんだろうとつくづく思います。コレだけ欲しい、こっちは要らないというような自由度は効きませんけれども。

ポルシェの場合、オプションの数は膨大となり、また一つ一つの金額も日本車と比べても高価であることから、車両本体価格の他に200~300万円は余計に見ておく必要があります。ポルシェのオプションを見ていますと、絶対に金銭感覚が狂います。

ポルシェの内装は安っぽい?いえここもオプションです

ポルシェ マカンS 赤内装

ポルシェの欠点とも言うべきところ、ところどころプラスチッキーで安っぽいところがあります。とても1,000万円級の車とは思えないくらいにプラスチックが露出しています。

このあたりのプラスチックを高級に見せる造り込みは、トヨタの右に出るメーカーはありません。トヨタは、安い素材を使っても高級に見せるのが非常に上手いメーカーです。

もっとも、これはトヨタの技術と言うよりも日本の中小企業、オヤジが経営する町工場の技術が優れているというわけなのですけれども。

ポルシェでは、こういうところは気にしないのか、走りが良ければ顧客が満足するのか、ちょっとプラスチックの造りが安っぽいのが気になります。同価格帯のメルセデス・ベンツやBMWならば、最近ではトヨタを徹底的に研究してきていますので、もう少し内装の出来はいいはずです。

ただし、安っぽいポルシェの内装ですが、ここもオプションで自分でグレードアップをさせるようになっています。一般的に見ている中古車のほとんどが、最初のオーナーがそこまで予算が回らなかったものと考えられます。

Bピラーや天井をアルカンターラで覆ったり、ダッシュボードを皮にしてステッチを入れたりと、外装や装備だけではなく内装のオプション項目にも無数の選択肢があるのでした。

たくさんのポルシェの中古車が集まる中古車フェアなどへ行きますと、中には1~2台内装にものすごくお金をかけた個体が存在します。ただし、そのようなオプション選択をしますと、軽くプラスで500万円とかいってしまうのが玉に瑕ではあるのでした。

マカンを見に行ってまとめ

ポルシェ マカンS 赤内装

今回のマカンでは、右ハンドルのみの販売で左ハンドルの選択はできません。911やケイマン/ボクスターの上位モデルでは左ハンドルの選択も可能となりますが、マカンは上位モデルでも右ハンドルのみとなります。

ポルシェの右ハンドルでは、どうしてもDCTのミッションやAWDシステムの張り出しが足元の左にあり、ペダル類が右へオフセットしています。左足元が窮屈なのが、右ハンドルの欠点にもなっています。

これを嫌って、あえて日本では扱いにくい左ハンドルを選ぶ人もポルシェではいます。

メルセデス・ベンツなどの輸入車でも、このあたりはかなり改善されてはきていますが、ポルシェはまだまだのところがあります。

ナビは2016年モデルからはPCMが全車標準装備、以前はアルパインでしたが現在の納入メーカーは販売店には知らされていないそうです。

後部座席の足下は必要にして十分、頭上はクーペスタイルということから若干の窮屈さがあります。それでも大人が余裕で座れる広さがありますので、合格点です。ちなみに、シートバックポケットもオプションで4万円です。(笑)ウソでしょ~!?という感じ。

初めてのポルシェは、驚きの連続です。

ポルシェ マカンS サファイアブルーメタリック

911ゆずりのこの後ろ姿が一目でポルシェと判り美しく一番好きです。

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