日産 Be-1
アイドルマスター・シンデレラガールズ 渋谷 凛
日産パイクカーの先頭バッター
S13シルビア、R32スカイライン、井上陽水「お元気ですかぁ?」のセフィーロ、そしてバブルの申し子であるシーマ現象を引き起こしたシーマと、今の日産からは想像ができないほどの旋風を巻き起こしていた日産車の数々、その先駆けとなったのがパイクカー3兄弟の長兄でもあるこの「Be-1」です。
初代マーチがベースというのはすでに有名なところで、1985年の東京モーターショーへデザインコンセプトとして発表したところ、好評だったことから市販化が決定したものです。当時、次期マーチ開発のA案、B-1案、B-2案、C案とあった中のB-1案から名付けられました。
1987年1月に1万台限定で発売されると予約が殺到し、急きょ抽選販売に切り替えられました。芸能人の中にも、抽選に参加してこの車を愛車とした人がいたりします。
これに味をしめた日産は二匹目のドジョウ「パオ」、3匹目のドジョウ「フィガロ」と東京モーターショーの開催ごとに、パイクカーを連発します。
このグラスエリアの広いデザインは、衝突安全基準が強化(キャビンの変形)された現代ではもう望むことができないシルエットでもあります。現代のレトロ回帰路線を行くBMWミニでも、キャビンのグラスエリアは上下薄くなっており衝突安全基準の影響だと思われます。
レトロ回帰路線のBMWミニの人気が高いように、チャーミングなスタイルがこのBe-1が今でも愛され続ける理由の一つでもあります。
30年経過のヘリテージカー
「ヘリテージ(heritage)」(ヘリティッジ)とは、厳密な定義はありませんが、概ね新車から25年超えでクラッシックと呼ばれる40年超えの手前までを指します。
クラッシックカーになるまで、メーカーからの部品供給などが乏しくなり維持・整備が困難になる時期であり、多くの車がこの時期に廃車で潰されてしまうことから、「後世へ文化を継承しよう」と生まれた言葉です。
このBe-1もバブルへ向かう時代のモデルであり、30年超えとなります。すでにメーカーからは出て来ない部品も多いようで、Be-1特有のメーターやステアリングなどの内装関連はもう欠品状態のようです。
メカニカルの部分は、ベースがマーチだけに共用部品がまだ手に入るようです。社外品や代用品も比較的容易に手に入るみたいです。
それでもこの時代の車を所有するには、オークションや解体屋など常にアンテナを張り、消耗品は常にストックしておくなどが必要です。オーナーズクラブなどでネットワークに参加することも重要で、オーナー同士で余分な部品を売買するなどしてメンテナンスに備えることが必要です。
また古い車の場合には、メーカー系ディーラーでは若い整備士がいじったことが無かったり、ウィークポイントなどの知識を持たない可能性があります。このため、こういった古い車をいじれる整備士がいる工場を確保しておく必要があるのです。
経営が悪化した自動車メーカーやディーラーの場合、給料が高い高齢の整備士からリストラされて辞めていくことから、こういった古い車を預けるには心配になってきます。年齢が高い整備士ほど、知識と経験が豊富で古いモデルに精通しているためです。
幸いにしてこのBe-1の場合は、構造が簡単であることから若い整備士でもメンテナンスをすることが容易で、メーカー系ディーラーでも問題は無いようです。
デレマス 渋谷凛
『アイドルマスター・シンデレラガールズ』の数いるキャラクターの中で、デレマスを代表するキャラクターで最も人気が高いのがこの「渋谷 凛」であると言えます。
愛称は「しぶりん」。
美しい黒髪のロングヘアーが特徴で、クールでちょっと小生意気、愛想が無いのが特徴です。その反面、熱血で生真面目な完璧主義で、何事も全力でやるストイックな性格という設定となっています。
一般的にアイドルマスターのキャラクターは、普段着よりもステージでのアイドル衣装で描かれることが多いのですが、渋谷凛の場合はこの制服姿がイラストで描かれる方が多い傾向にあります。