ニコニコ超会議2023 入場看板

イベント ニコニコ超会議

4年ぶりにあの熱気が帰ってきた -ニコニコ超会議2023

2023年4月29日

行動制限の無い新型コロナ規制解除直前のニコ超

ニコニコ超会議2023 マンナンライフ 蒟蒻畑 踊ってみた

2023年のゴールデンウィークがスタートです。今年のGWは、5月1と2日でお休みが取れますと最大で9連休となります。が、サービス業や営業などではそうそう長いお休みも取れないかとは思われます。

とは言え、世間は新型コロナの規制緩和と連休のダブルで浮き足立っている真っ最中です。28日で日本入国時の新型コロナ検査の規制(日本人の帰国も同様)が全て撤廃され、4/29からは中国からの入国制限(陰性証明書や検査の規制)も撤廃されるとあって、街中でも観光での外国人を見かける頻度が増えています。

今回の一斉の規制撤廃は、このゴールデンウィークの日本人の海外旅行や中国人の入国(中国もこの時期5連休)にターゲットを当てた、政治的な思惑であると考えられます。

そのような中で2019年の開催を最後に、新型コロナウィルスのパンデミックの影響で2020年と2021年のリアル開催が中止となった「ニコニコ超会議」です。2022年は3年ぶりに復活してリアル開催を行ったものの、来場者は9万人ほどと初回の開催以来最低を記録、新型コロナ禍の制限が全く無い開催としましてはこのGW連休スタートの4月29・30日の2日間は実に4年ぶりの幕張メッセでのリアル開催となっています。

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新型コロナウイルスは消えてはいないため、ほとんどの来場者がマスクを着用はしていますが、行動制限や入場人数には制限がなく、各イベントでも声出し解禁など従来の熱気が戻ってきています。

さて、4月29日は土曜日ですがゴールデンウィーク初日の祝日ということで、幕張までの高速道路は混雑が予想されました。ある程度は首都高湾岸線での渋滞を覚悟はしていたのですが、結果としましては千鳥町付近で少しだけ詰まったくらいで完全に停止することは無く、ナビの予想通りの1時間10分程度で到着しましたので、普段の土日よりも少し車が多かった程度でした。

帰りの首都高も、ずっと80km/h~100km/hくらいで流れており50分程度で帰宅できましたので、GWだからと特別に構えていたのは希有に終わったという感じです。やはり、5月1・2日は仕事の人が多いようで、またこの土日はお天気が悪いとの予報ですから、出かけるのを控えた人が多かったということのようです。

リアル「ニコニコ超会議」は29・30日の2日間開催ですが、取材日を今日の29日にしましたのは翌30日の日曜日はお天気が雨と強風で大荒れとなるようでしたので、東京が晴れ予報の土曜日を選んでいます。

ジャパンカルチャーのイベント「ニコニコ超会議」

ニコニコ超会議2023 マンナンライフ 蒟蒻畑 踊ってみた

なぜ、ジャパンカルチャーのイベントである「ニコニコ超会議」を、わざわざ自動車のBlogが紹介をするのかということですが、このイベントの参加者や企業は様々な分野に及んでおり、その中には当然日本発で外国人が興味を持つ「痛車」が展示されているためです。先日のお台場で開催された「痛車天国」とのコラボ企画となっています。

お台場 痛車天国 AE86 ホロライブ 星街すいせい シャウトクライシス
雨でも海外から熱い視線「お台場痛車天国2023」に痛車が集結

あいにく一日雨の中でも全国から痛車が集結 2023年3月26日の日曜日、「Yupiteru presents お台場痛車 ...

あの中から、選りすぐりの何台かが会場内に展示されますので、その痛車クオリティは趣味の域を超えて最高レベルであり、海外からのプレスも興味津々で食いついている状況です。

ここまで突き抜けてハイレベルになってきますと、痛車は文化というよりも芸術に近くなってきます。

この「ニコニコ超会議」に参加しているのは個人サークルから大学、大手企業や自衛隊に至るまで様々な分野の団体がブースを出展しています。以前には政府や自民党などの政治団体も出展して展示を行っていたこともあります。今回も、youtuber議員を名乗る無所属の政治家個人がブースを構えて出展をしておりました。

ここで車両を紹介している「マンナンライフ」も、その背景を知りませんとなぜ出展しているのか首をひねってしまいます。

「蒟蒻畑」で有名なマンナンライフですが、例のアノCMがニコニコ動画を発端として「踊ってみた」でブレークしているのでした。個人の素人さんから、有名なyoutuberまで「踊ってみた」で動画を公開し、バズっています。

そういえば、あのCMソングは脳裏に焼き付いて離れないメロディではあります。

ロケット開発を間近で体験「ホリエモン」のロケット超解説

ニコニコ超会議2023 ホリエモンロケット インターステラテクノロジズ

乗り物つながりで注目を浴びているのは、インターステラテクノロジズ(IST)が出展しているロケットの実物展示です。「超宇宙開発 POWERED BY ホリエモン」とあるように、いわゆる世間では「ホリエモンロケット」と呼ばれているものです。

実際にホリエモンがロケットの「超解説」も行うとのことでした。

インターステラテクノロジズ株式会社は北海道の大樹町にあり、度々ニュースとなる国内の民間企業単独として初めて宇宙空間に到達した、ホリエモンが設立したロケットの打ち上げ会社です。21年7月に宇宙空間に到達した「ねじのロケット」観測ロケット「MOMO」の他、現在開発中の超小型の人工衛星打上げロケット「ZERO」の実物大バルーンなどが展示されています。

ニコニコ超会議2023 ホリエモンロケット インターステラテクノロジズ

ロシアのウクライナ侵攻や中国の南沙諸島占拠、台湾防衛、北朝鮮の度重なる大陸間弾道弾の打ち上げテストなど、宇宙を巡る諸問題はますますきな臭くなっており、そんな中での民間がロケットを打ち上げる意義をホリエモンが問うています。

ロケットの打ち上げは趣味でやっているわけでは無く、ビジネスとしてやっているわけですから、こういった大規模なイベントに出てくるのにもロケットを北海道からトラックで運んだりして多額の費用がかかっているわけです。ということは、そこまでをしても何らかの意味があるわけです。

正直な話、こういった会社はロケットの打ち上げに「成功した・失敗した」という時にしかニュースにはならず、話題にもなりません。こういったイベントに
ことによって、一般へも認知をしてもらいお金を出してくれるスポンサーと大学を卒業した若い技術者の就職ということを狙っています。

ところで、入場料が昨年の2,300円から今年は3,500円へとこのご時世を反映して大幅値上げ。最初の頃は1,500円だったのですから、随分と値上がりしたものです。

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