44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HRコンセプト

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44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HR&Newプリウス

44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HRコンセプト

人気のトヨタ、大混雑で近づけないC-HR

東京モーターショーのトヨタブース、訪れている来場者が一番見てみたい展示車両がこのモデル「C-HR Concept」ではないでしょうか。

案の定、開場して時間が経ってから行ったのでは、大人気で人がごった返していてステージ上の展示車両には簡単にはとても接近できません。
ましてや、事前に報道で取り上げられて注目度が特に高いモデルに至っては、その難易度はさらに上がります。
とても、じっくりと見ながら写真などが撮れる状態には無いのです。

そこで、トヨタを効率的に回るには、次の2つの方法がベストとなります。

  1. 開場直後、真っ先にトヨタブースへ直行
  2. 夕方、17時以降に回る

1は、開場から1時間くらいすると人が増えてくることから、混雑する前に回ってしまいます。
でなければ、夕方へ後回しとするのがいいです。

大半の人は、メジャーなメーカーから回ろうと意識します。そのため、大手のトヨタ、ホンダ、日産、輸入車はベンツ、BMW、アウディから見て回ろうとするのです。
となると、夕方16時以降からこれらのブースは空くこととなり、ガラガラであったりします。

お目当ての興味がある車がある場合には、この方法をお薦めします。じっくりとジャマされること無く、観賞することができるはずです。

ただ、これだと"ショー"が見られない、という欠点があります。ショーだけサラッと先に見て、実車は後から・・・とはなります。
コンパニオン付きの撮影も、難しくはなりますけれども。

44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HRコンセプト

プリウスファミリーのSUV

Toyota C-HR Concept

「プリウスSUV」としてかなり以前からスクープされてきていたモデルで、海外ではすでにこのC-HRは公開済みなので目新しくはありませんが、日本国内ではこの東京モーターショーが初お目見えです。

その名の通り、ベースはプリウスでハイブリッド機構も同じになると予想されています。ちょっと上級のハリアーに対して、その弟分といったポジショニングとなります。
カテゴリー的には、日産が「ジューク」で人気に火を付けて、「ヴェゼル」「CX-3」「GLA」といったあたりがライバルとなります。

当初、このモデルはヴェゼルがフィット、CX-3がデミオと5ナンバーモデルから派生しているように、ヴィッツから派生させる計画だったようです。ですが、ヴィッツでは海外のライバルモデルに比べると横幅1.7m以下では商品力が劣るからということで、プリウスと同じオーリスベースへと変更されました。

トヨタにはその昔、スターレットの車高を上げてSUVへと派生させたRAV4というモデルがあります。キムタクが宣伝していたあのモデルで、当初はキムタクに釣られてかなり女性ユーザーが多かったのでした。

ところがこのRAV4は、その後は北米向けでどんどんと大きくなってしまったことから、このC-HRが昔のRAV4へと回帰するモデルでもあるわけです。

44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HRコンセプト

クーペSUVという新しいカテゴリー

北米でのこのRAV4(とレクサスRX)の成功を見て、メルセデスはMクラス(MLクラスから現GLEへ変遷)を作ったと言われています。
対する日産は、マーチから派生させたジュークを、EUでヒットさせたわけです。このEUでのジュークのヒットで、ベンツ/BMWがさらに下のクラスのコンパクトSUVへとシフトしてきたものです。

ちなみに、すでにスクープされている市販VerのC-HRは、2ドアクーペのようなここまではスタイリッシュではありません。スペース効率を考えれば、もっと普通のデザインになるのは当然ですけれども。

現在、各社共にスタイリッシュなSUVである「クーペSUV」と言われるジャンルへ新型モデルの投入が相次いでいます。スタイリッシュな「4ドアクーペ」に続き、SUVでも荷室空間よりもデザインを優先したクーペデザインが北米でヒットしているためです。

44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HRコンセプト

44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HRコンセプト

44th東京モーターショー2015 トヨタ C-HRコンセプト

市販間近のC-HRと並ぶ新型プリウス

新型 4代目(40)プリウス

44th東京モーターショー2015 トヨタ 40プリウス

「20世紀に間に合いました」のキャッチフレーズで登場したハイブリッド専用モデル、「プリウス」が早くも4代目に突入です。

ウーパールーパーとも言われるフロントのデザインは、好き嫌いがはっきりと分かれるエグい顔です。賛否両論があります。

それにしても、このクラスの車としてはかなり複雑なキャラクターラインがあちこちに入っており、プレスにかなりお金がかかっているなと感じさせます。3代目が売れに売れたため、かなり潤沢な予算が与えられたのかな?と想像してしまいます。

実際、開発に関しても新型シャーシ「TNGA-C」の開発第1号になるなど、自由度が高い優先的な開発がされてきたようです。この新型シャーシは、そのままプリウスSUVでもあるC-HRの市販モデルにも引き継がれるとのことです。

一番驚いたのが、後部ドアパネルからリアフェンダーにかけての、ボディをえぐったようなキャラクターライン。ここがたぶん、サイドの特徴的なラインになるのだと思うのですけれども、このプレスって結構金型にお金がかかっているよな、と思うのです。

ほとんど手作りのMIRAIなんかから、イメージを継承しているデザインだとは思うのですけれども。デザイナーが生産部門を押し切った、というところでしょうか。

このプリウスも、きっと売れるのでしょうね。

44th東京モーターショー2015 トヨタ 40プリウス

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