メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

メルセデス・ベンツ

受け継がれるオープンモデル、メルセデスベンツEクラス カブリオレ

2018年4月29日

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

Eクラスカブリオレ、脈々と受け継がれる幌の伝統

メルセデス・ベンツ、Eクラスのカブリオレです

W124やW208(A208)の時代のカブリオレから見ると、野暮ったさが無くなって随分とスタイリッシュに格好良くなっています。街中でもチラホラと見かけることがありますので、それなりには売れているのでしょう。(やはり、それなりに高齢の方が乗られております)

このモデルはベンツSLやSLCのようなメタルトップでは無く、幌の屋根となっています。幌は畳むことができることから屋根の収納スペースが小さくて済み、4座クーペとしての後部座席が何とか使える広さを確保しています。

オープンカーの呼び名としては、この「カブリオレ」の他に「ロードスター」「スピーダー」「スピードスター(ポルシェの登録商標)」「バルケッタ」「スパイダー」「コンバーチブル」などがあります。また、ハード(メタル)トップオープンを「クーペ・カブリオレ(C.C)」と呼びます。

この「カブリオレ」というのは、主にドイツ車やフランス車で用いられており「屋根が開けられる車」という意味があります。

ドイツやフランスの内陸部では晴れ間が少ない(カリフォルニアなどに比べて)ことから、屋根は閉めた状態で使用するのがデフォルトです。このため、デザインも閉めた状態をメインに格好良くなるように設計されているわけです。

オープンカーの購入を考えている場合には、こういった名前からも自分がオープンとクローズドのどちらを重視するのか考えながら検討してみてはいかがでしょうか。

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

完全Eクラスベースのクーペラインナップ

ウェブサイトで「このカブリオレ、完璧なまでにEクラス」と謳っていることからも、以前のC208/C209/C207が3世代続いてCクラスベースであったことを、随分と気にしていたのだなというところが伺えます。

Cクラスがベースですと、5ナンバーに毛が生えた程度の1,700mmチョイの横幅は、今となっては都内の住宅街でも取り回しがし易く、日本で使用するには扱い易いサイズでもあるのです。現行Cクラスの横幅1800mm超では、都内の古い住宅街の道幅や電柱の位置によっては交差点の角が曲れない箇所も出て来ています。

何よりも、最近の車の大型化によってモデルチェンジした新型がこれまでの車庫に入らないという自体が発生しており、セールスマンの悩みの種でもあるそうです。

C208以前のC124では、Eクラスから完全に派生しているクーペでありましたが、Eクラス自体が横幅1740mmと今のCクラスよりも10cmも小さかったのでした。

E200は2.0Lターボ、同エンジンでAMGパッケージが付いたスポーツ、V6/3.0LツインターボエンジンのE400 4MATICの3種類となります。

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

オープンカーの狭いトランクは納得の上で

やはりこういったモデルを買える人は、他に荷物が積めるSUVなどを持っていなければ無理で、ファーストカーとしては使用できません。オープンカーは、2台目を駐車できる土地も含めてかなりの道楽ではあります。

トランクはオープンにしているとかなり狭く、R230のSLよりもオープン時は狭いようにも見えます。これだと、スーパーへの買い物にも難儀するのではないかと思えるくらいに。

もっともオープン状態にして、ご近所のスーパーへは買い物には行きませんけども。目立って仕方がありません。

メルセデスベンツ Eクラスカブリオレ

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