なぜ?メルセデス・ベンツがラーメンを開発するのか
ドイツの自動車メーカーであるメルセデス・ベンツが、なぜかラーメンを開発したというので、これはぜひ食べに行かねばと六本木のメルセデス・ベンツ コネクションへ行ってまいりました。1杯1,200円、何でベンツがラーメンなのか?
メルセデス・ベンツ コネクションではクリスマスイルミネーションで彩られ、世界最大級の直系10メートルのクリスマスリースを設けると共に2016年11月30日~12月25日までの期間限定でラーメンの提供を行っています。
これは、11月29日に新型Eクラスのステーションワゴンが発表され、その宣伝の一環としてメルセデス・ベンツのラーメンが登場しました。新型Eクラスワゴンの価格は、712万円~となっています。
このクリスマスの時期に、「ラーメンを食べに行くくらいの気軽さでメルセデス・ベンツを見にディーラーへも来て欲しい」という願いが込められているようです。やはり、まだまだ輸入車ディーラーの敷居は高いことから、大衆的なラーメンを出すことにより本気で30代40代の若い層へのブランドイメージ浸透を狙っています。
高級車のイメージが強いメルセデス・ベンツであっても、今やトヨタやVWを追って大衆化路線を歩みフルラインナップメーカーとなっており、比較的小型で安価なモデルも揃っていることを主張したいのだそうです。
現在、AクラスのCFにアニメやパフュームを起用するなど、若い人へのアピールに躍起になっています。実際にこのラーメンは、WBSなどのニュースでも取り上げられていましたので、その宣伝効果はかなりの効果を生んでいることになります。
ベンツマークのスリーポインテッドスター、その3本はそれぞれ「陸」「海」「空」を意味しています。そのうちの「陸」と「海」を表現したラーメンですが、さてそのお味はいかがでしょうか。
4年前のアニメ「流星麺」が現実に」
4年前に制作されたAクラスを宣伝するためのアニメ、このアニメも新型車の宣伝としては常識を逸すると話題にはなったものですが、ここに出てくる伝説の屋台の「流星麺」が今回、現実となったことになります。
「陸」の流星麺 ~鴨の生ハムスープとフォアグラバケット~
塩を一切使わず、鴨の生ハムだけで仕上げたスープに特製太縮れ麺の組み合わせ。チャーシューの代わりに鴨肉やキノコが添えられています。
フォアグラバターとカシスコンポートのバケットがついていて、麺を食べ終わったスープに入れて食べるのがオススメとのことです。
「海」の流星麺~西洋魚介スープと焼きおにぎり~
西洋魚介スープに特製細麺を使用。メルセデスベンツの「スリーポインテッドスターマーク」が刻印されたホタテが添えられています。
焼きおにぎりが付いており、麺を食べ終わったスープに入れることで、シメの雑炊のような味わいを楽しめるようになっています。
味は極めて薄味、これだけ薄いとしっかりと出汁を取っていなければ成立しません。サッパリとしたスープは、いくらでも行けそうな感じです。
ですが、少し量的には物足りないかなというところでした。女性にはちょうどいい量かもしれないので、デートにはいいのかもしれません。
グッズは、NEXTDOORとのコラボのようです。別にベンツオーナーでなくても、立ち寄りラーメンを注文できます。
そして、ベンツのキーを持って行っても、何も起こりません。(笑)
ポルシェみたく、カウンターでキーを見せるとコーヒーとケーキがサービス、とかは無いようです。残念!