なぜラリーで活躍するのはヤリスなのでしょうか?
「ヤリス」とは、国内ではヴィッツの海外での販売名です。つまり、ヴィッツのラリーカーということになります。
Gazoo Racing YARIS(ヴィッツ) WRC テストカー
たまに掲示板などで見かける質問で、「なぜWRCではヤリス(ヴィッツ)なんですか?」というものがあります。
トヨタでは以前は、セリカGT-FOURでWRCを席巻していた時代もあり、今ならば86あたりで参戦(AWD化が可能)すれば速いのではないか!?と考える人もいるようです。
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これには、WRCの車両レギュレーションが大きく関わってきます。
1990年代には、トヨタのセリカGT-FOURをはじめとして、スバルがインプレッサWRC、三菱自動車がランエボなどで参戦、上位を席巻していた時代です。ご存じのようにこれらのマシンはハイパワーAWDで、コーナーをパワーに任せて砂煙を上げながら豪快に曲がっていく姿が人気を博します。
ところがこのマシン達、とにかく金がかかります。そうなりますと大メーカーが有利で、お金の無い小さなプライベーターチームは勝つことができなくなり次第に撤退、規模が縮小していってしまうのはWRCとしてもマズい。
さらに、ハイパワーでコントロールを失ったマシンが客席へと突っ込み、死傷者を出してしまうこととなったのです。
そこで2000年代に入り、パワーに規制が入ることとなります。エンジンは2.0Lターボから1.6Lターボへと、ダウンサイジングされます。
そうなりますと、これまではドリフトしながらパワーで強引に曲がるのがタイムを縮める上で速い走り方だったのですが、パワーが制限されますとグリップ走行で少しでも早くコーナー出口へフロントを向けて次の加速を行う走り方が速い、となったわけです。
そういう走り方になると、トランクのような重い重量物が後ろに付いていたのでは、フロントがコーナー出口を向いても後輪にトランクの分のヨー慣性モーメントが働いて(振り子の原理)収束するのが遅れます。つまりは重量物のトランクは無い方が良いとなり、スパッと切り落とされたハッチバックが選ばれるようになるのです。
そこでトヨタでは、カローラHBからさらに小型のヤリス(ヴィッツ)へと車両を移してきたのでした。
2020年あたりにフルモデルチェンジが予定されている次期ヴィッツですが、どうやら海外名とおなじ「ヤリス」に名前が統一されるようです。同時にトヨタでは今、モデルの整理統合が行われており、ハイブリッド専用で派生モデルである「アクア」の存続にも黄色信号がともっています。
五大陸走破プロジェクトで使用したランクル(豪州仕様)
これほど、泥だらけが似合う車も少ないでしょう。
ランクルかサファリか、Gクラスかってところでしょうか。
あえて、洗わずに展示したことが判ります。
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