東京オートサロン2020 アストンマーチンDBX

TAS2020

東京オートサロン-アストンマーチン 美しきSUV

東京オートサロン2020 アストンマーチンDBX

昨年に続き2回目の出展、英国の伝統「アストンマーチン」

昨年のTAS2019の初出展に続き、2回目の出展となります『アストン・マーチン』です。

東京オートサロン2019 アストンマーチン ヴァンテージ
東京オートサロン2019 -ASTON MARTIN 意外な初出展

伝統の英国スポーツカーで100年の歴史を持つアストンマーチン 東京オートサロン2019、アストンマーティンです。 意外で ...

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おそらくは、前年の出展の反響が良かったことから2年続けての出展となっていると思われます。東京モーターショーをフッてもこちらのオートサロンに出展するということは、こういったスーパーモデルではオートサロンの方がより近くに顧客がいるということになります。

アストンマーチンは、昨年の東京オートサロンには『AMR』というメルセデス・ベンツのAMGのような高性能仕様のサブブランドを展示していましたが、今年は「DBX」と「DBSスーパーレッジェーラヴォランテ」の2台を展示しています。

その中でも注目の1台が、SUVのDBXになります。ポルシェ・カイエンの成功に始まった高級SUVのラインナップから、「アストンマーチンよ、お前もか」という流れとなります。

おそらくは、カイエンやレンジローバーではありきたりで満足出来ない富裕層の顧客を狙っての、アストンマーチンのSUV市場への参入だと思われます。高級住宅街の近くの幹線道路などでは、信号で停まるとカイエンが並ぶ....という光景も珍しくはありません。その向こうにはベンツGLEやBMW X5が普通に並んでいるのです。

もっとも現在では、世界的に見ましても売れ筋はSUVであり、このジャンルにラインナップを持っていなければ商売にならない状況でもあります。このためスポーツカーメーカーであっても、そのシャーシをベースにしたSUVのラインナップは是が非でも用意をしなければいけない、これができなければ生き残れない、というのが今の自動車業界でもあるわけです。

東京オートサロン2020 アストンマーチンDBX

販売された車両の9割が生き残るアストンマーチン

アストンマーチンの設立は古く1913年、100年以上の歴史を持ちますがその経営は不安定で、次から次へとオーナーが変わって来ています。

その中でも名声が轟いた黄金期が1960年代で、映画「007シリーズ」の主役「ボンドカー」に採用されたことで、一躍有名になります。また、この頃よりイギリス王室メンバーのプライベートカーとして愛用されることにより、そのブランド力は一気に高まっていきます。

なお、車名に使用されている「DB」は、第二次世界大戦後にトラクターなどの工業機械を製造していた「デイヴィッド・ブラウン・リミテッド」グループ の傘下となった際、デイヴィッド・ブラウン (David Brown)の頭文字を取ったものになります。

そのようなアストンマーチンですが、近年のオーナーは投資家グループやフォード傘下(現在もフォードは一部株式を保有)の時代を経て、現在はイタリアの投資会社が株式の37.5%を保有し、イギリスの自動車メーカーとしては唯一経営の独立性を保っています。

また、メルセデス・ベンツをブランドに持つダイムラーAGと提携、「メルセデスAMG」から供給を受けるエンジンを搭載しています。これには、第二次世界大戦で敵国であったドイツのエンジンが載ることに対して、往年のオーナーやファンは失望しているとも言われています。

近年では、古い車が投資対象になっており日本車も含めてクラッシックカーやビンテージカーが軒並み値上がりしています。そのような世界情勢の中で、アストンマーチンでは過去に同社が製造販売した車両をレストアする事業に力を入れており、旧型車両を中古で購入した富裕層からの受注に応えています。

このため、アストンマーチンの車両はこれまでに製造販売された個体の9割が実動車として現存しているとされています。(MSN産経ニュース 2014年8月5日「全出荷台数の9割が現役!クルマも職人も大切にするアストンマーティン」)

東京オートサロン2020 アストンマーチンDBX

アストンマーチン、維持費はいくらかかるのか

その美しいボディラインに惚れ込んで、アストンマーチンを所有してみたいと思った時に、ここで一番気になるのはアストンマーチンの新車が買えたとして、いったいいくらの年間維持費がかかるのかということです。成金ではない本当のお金持ちは、このランニングコストを最も気にします。

周囲にメルセデス・ベンツやBMW、アウディあたりであれば所有している人もいたりして、日本車から乗り換えたいと考えた際にその年間維持費を聞くこともできて、だいたいどのくらいの予算を用意すればよいのかを推し量ることができます。

ポルシェ、そしてフェラーリあたりならばネット情報も豊富で、お友達に所有している人もいたりするでしょう。そういったところから、維持費の情報は得ることができます。最近ではマセラッティも増えて来ましたから、身近に所有している人もいるかもしれません。

ところがアストンマーチンとなりますと、販売ディーラーも大都市部に限られ周囲に所有している人を見つけることができません。

製造・販売された車両の9割が現存するといわれるアストンマーチン、自動車記事などを読みますとDBシリーズでは1回車検で工場へ入庫しますと100万円コースだという話もチラホラと聞こえてきます。まぁ、近年のモデルではクラッシックカーほどの費用はかからないにしましても、その販売台数は少ないことから部品代は高いのだろうなと想像してしまいます。

2,000万円からの新車はとても手が出なくても、高額車の常としまして"メルセデスAMG"などと同様に中古の値下がりは激しいのでした。すでに先代、型落ちにはなりますが「アストンマーティンV8ヴァンテージ(2005−2018)」がカーセンサーなどで探しますと、10年超えではありますが500万円を切る価格で出て来ています。中には300万円というものも、思わず手が出てしまいそうになります。

このテの販売台数が限定されている稀少スポーツカーの場合、割安感が出て来た価格を底値としまして以降は値上がりに転じることがあります。どうせ10年超となればヘリテージからビンテージ、そしてクラッシックへと移り変わりますから、残存台数が少なくなるほどに投機の対象になり得るわけです。

  • サーモスタット交換:8万円
  • エンジン修理:50万円
  • ウインドウ修理:4万円
  • クラッチ交換:30万円
  • 年間の点検費用:15万円
  • タイヤ交換:33000円
  • ブレーキ交換:15万円

これを高いと思うか安いと思うかは、お財布と相談になります。

東京オートサロン2020 アストンマーチンDBX

DBXはスポーツカー顔負けのスーパーSUV

DBXは2019年11月に発表されており、生産は英国ウェールズのセント・アサン工場で2020年2月から行われます。日本での価格は、2299万5000円~となっています。

オートサロン2020の時点では、100台近い受注があるそうです。半数が新規の顧客で、残り半数が既存のアストンマーチンオーナーとなっており、しかもその大半が乗り替えではなく増車だということです。

それもそのはず、DBXは最高出力550PS、最大トルク700Nmを発生するAMG製の4.0リッターV8ツインターボエンジンをフロントミッドシップに配置、9速ATトランスミッションとカーボン製プロペラシャフトを介して4輪を駆動します。0-100km/hは4.5秒、最高速は291km/hに達します。

DBXのボディサイズは5039×1998×1680mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3060mmというカイエンよりも大きな堂々の大型サイズ。

美を追究するアストンマーティンらしいスポーティなラインのボディは、SUV専用に開発した新型シャーシで接着アルミニウム技術を多用することで車両重量がは2245kg、5人乗りのパッケージは多用途性・利便性にこだわった開発が進められています。これまでのクーペの2シーター、あるいは2by2のモデルの使い勝手から見ればDBXのユーティリティは全くことなり、既存のアストンマーチンのオーナーが別に1台増車するのも納得がいくものでもあります。

東京オートサロン2020 アストンマーチンDBX

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映画「007 NO TIME TO DIE」に登場

もう1台の展示車両、「DBS スーパーレッジェーラ ヴォランテ」は14秒/16秒で開閉が可能なソフトトップを持つ高性能スーパーモデル。「ヴォランテ」とは、アストンマーティンの象徴であるウイングバッヂを装着したモデルの中で、オープントップルーフを持つコンバーチブルモデル専用に使われる名称です。

フロントに搭載するこちらもAMG製5.2リッターV12ツインターボエンジンは、最高出力725PS、最大トルク900Nmを発生し、リヤトランスアクスル・レイアウトのZF製8速ATを採用。最高速度は340km/h、0-100km/h加速は3.6秒とトップクラスの性能を有しています。日本国内での価格は3,727万円~と、こちらもスーパーなお値段となります。

ルーフカラーはボルドーレッドなど8種類、内張りのヘッドライナーは6種類から選択が可能で、10万回以上の開閉テストや経年変化など万全な耐久テストが行なわれています。布製ルーフの採用に備えて改良した「エアロブレードII」と呼ばれるバーチャルスポイラーシステムにより、最高速で走行中のリアのダウンフォースはクーペモデルよりわずか3kg少ない177kgを達成しています。

東京オートサロン2020 アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラヴォランテ

東京オートサロン2020 アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラヴォランテ

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